2011年03月05日

触感

練馬区で計画中の井上さんの家が、いよいよ着工。

今日は、根切り開始という事で、ネギリゾコの確認に行ってきました。

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まっさらな土地を初めて掘り返す瞬間。
真っ白い紙に、初めて線を引くような作業です。

建築の仕事が好きな理由は、人それぞれだと思うんですが、
僕は、なんだかんだいっても、こういう土に触れる機会がある事だなぁ、、、と
思います。
仕事ですけど、派手な泥遊びというか、ものすごく原始的で、
オトナの遊びなので、重機が登場して、ガガガーッと、一気に地面を掘り返す。

子供だったら、めちゃくちゃ興奮するんだろうなぁ、、、。こういう風景。

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そうすると、地層が出てきて、その土地ゴトに、いろんな表情の地面が顔を出し、
勝手に、その土地の、地面の歴史を妄想したりして、、、、。


原始的な仕事なので、体で感じて覚えるコトも多く、
僕らは設計者なので、職人さん程は、モノに触っていないですが、
その場、その場で、いろいろ感触を教えてもらいます。


たとえば、掘った地面に自分でジャンプしてみる。

建ものを支持する土を触ってみる。


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場所ごとに違った感触があって、
ローム層なのに、柔らかい時もあれば、
カチンカチンの時もあります。


「ほら、かかとで触ってみるんだよ。。」



あくまで、感触でしかない、と言ってしまえばそうですが、体で感じた事が結局のところ
1番信頼できると僕は思います。

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例えば、コンクリートを毎日流している職人さんは、コンクリートを触るだけで、


「ん??、今日のはなんか、おかしいぞっ!」


とおっしゃいます。

書類や、数字は、間違う事もあるでしょうけど、たぶん、こういうカンカクには、
間違いはないんじゃないかなぁ、、。



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そういえば、こないだ、南荻窪で設計中の、大山さんに手料理をごちそうしていただいた時の事。

「今日のはいい魚ですよーっ。」

とおっしゃるので、理由を聞いてみたら、

「長くやってるうちに、魚をさわると分かるようになったんですー。」

との事!!

どんな道でも、同じなんですねー。美味しかったです!!


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僕も、そういう人になりたいなぁ、、といつも思います。




たぶん、世の中のすべては、触れると分かるコトばかりなんじゃないかな。。。。。

posted by 西久保毅人 at 00:39| 2011.3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする