
今年もたーくさんの出会いがあり、たーくさんのおうちができました。

いろんなご縁で設計を頼んでいただくのですが、
ひとつひとつ完成したおうちが、次のひとつにつながってく、という事を、
特につよく感じた一年でもありました。

実は、完成したおうちっていうのは、
僕らの一年間に考えるプランの、
ほーんのの何百分の1に過ぎないんです。

ちゃんと数えた事はないんですが、
何百ものプランのうち、ほんの一握りがこうやって、実現します。

なので、一年が終わる事には、無数の模型やら、スケッチが
事務所のあちこちに散らばっています。

ものすごく不効率な仕事の仕方をしているようで、
そういうのをみるとバカじゃないかと、時々思うんですが、
それらがあるから、納得のいく、ひとつが実現するのだというコトも、
実は実感として分かっています。

それって、よくよく考えると、受精ににているのかもなぁ、、、、
と今ふと思いました。
何億もの精子が、卵子に向かって泳いでいき、
そのうちの一匹だけが、卵子と受精する、、、、と習いました。
もちろん、全部受精する訳ではなく、そうならない事の方が多いと聞きます。

僕はよく分からないんだけど、じゃあ、たどり着いた一匹の精子が、
一番優秀だったのか、、、、、?
、、、、僕はそうじゃないような気がするのです。
それは、ほーんと、運のようなもので、
いろんな縁の中での、たまたまなのでは、ないかと。。。。。
たぶん、優秀なやつは、きっとその何億もの精子の中にたーくさんいるんでしょうけど、
いろんな縁や、タイミングを、ほーんとに、たまたまつかんだ精子が、
めでたく受精するんではないかと。。。。。

僕たちが一年に考える、何百ものプラン。
たぶん、実現したものよりも、優秀なやつは、きっとたくさんあったでしょう。
でも、何より、実現した案は、
「誕生する」っていう、運をどの案よりも、持っていた幸せ者なんじゃないかと。。。。。
ホントに、それだけなんじゃないかと。。。。。
だから、完成したおうちというのは、
それだけで最高に幸運な、ヤツらなのではないかと。。。。
それは、生まれてきた子供達が、それだけで最高にラッキーであることと、
同じような事ではないかと。。。。。
、、、、、、年末に、なんの話やねん、、、。
良いお年を(笑)。