プランがガラリと変わる瞬間っていうのが、時々あります。
そして、事前にどんなに考えたものよりも、
打ち合わせ中の発見が、素晴らしい案に結びつく事が、ニコではいっぱいあります。

もちろん、お打ち合わせ前には、何日もかけて、
あーでもない、こーでもない、、、、
と、えんえんとやる訳で、
えんえんとやっても、答えらしきものには、中々出会えません。
それで、えいやっと、ジブンなりに決断をして、
いろんな場面を想像しつつ、お打ち合わせに望むのです。
そういう時間は、最初のプレゼンにしても、
途中の打ち合わせにしても、
勝負の時間。
勝負な訳だから、勝つか、負けるか、真剣勝負。

、、、、って、訳では、実はないのです。
真剣勝負は真剣勝負なんですが、
勝つか、負けるか、っていうコトよりも、
自分達だけではたどり着けなかった世界に出会えるかも知れない可能性の
1番つまった時間。
お互いに、そんな時間だったら、いいなぁ、と思いますし、
その瞬間に立ち会うために、一生懸命考えるのです。
うーん、、、、
例えて言うなら、
僕達は、ゴールに向かってもう、走り出している。
きっと、この展開、あいつだったら、ここらへんに、ラストパスが来るはずだ、
といっぱい想像しながら。
もちろん、あいつをずっと見ておけば、確実だけど、
その分、スピード落ちちゃうから、
とりあえず、後ろを向く事は、やめとこう。
その分、とにかく、前へ、前へ。
ゴールへ。

ポーン、と小気味よい、ボールを蹴る音。
よし、いよいよだ。
見えないけれど、そのボールも、必ず、ゴールへのルートを描いているはず、、、。
しかし、、、、、蹴られたボールは、
僕の走ってる道とはまったく違う、、、、。
想像してた、どのパスコースでもない、、、、。
でも、どっちも
ゴールに向かってる。それだけは確実だ。
うーん、、、、でも、
いつもの体勢じゃ、きっと打てない、当たらない、、、。
はたして、届くかどうかすら、、、、。
でも、
そのボールに触ってみないと、絶対にゴールは割れない。
フィールドに、ボールは一個しか、ないんだから。。。。
よーし、もう、一か八か、、、。
、、、、、、そんな時ですね、
きっと、自分も一瞬、無になれて、自分でも考えたコトないような、
プレーが産まれるのは。
そして、どちらも同じ目的意識は持ちつつも、
妥協しない事が大切。
それが、ぶつかった時に、
たぶん、
新しい「いち」が産まれるんだと思います。
いちたすいちは、いち。
お互いに、見た事のない、いち。
翼くんと岬くんのツインシュートも、
きっとこういう風に生まれたのです。。。
