ケンチクにはあんまり興味ない僕にとっては、とっても魅力的で、なんか忘れられない場所です。

広場のあちこちに、あちこちを向いて並べられた階段や日時計。
階段て、どこかに登るためのものなのに、なんで途中で終わってるの??
しかも、こんなたくさん、、、。

もう、14.5年前ですが、訪れた時にはそんな事しか考えなかったけれど、
実は、この場所、18世紀の天体観測所なんですね。
だから、この階段達、2階に登るものではなく、
星を見るための階段なのです。

でも、説明されないと、なんだかよく分からないけれど、
よく分からないだけに、たくさんの想像が膨らむ場所。
子供達にとってはかっこうの遊び場でしょうし、みんながなんかワクワクする場所。
途中で終わっている階段て、それだけでなんか楽しいですよね。
その続きが、みんなにゆだねられてるようで。。。

ケンチクを考える最初の時、
そして特に現場に行く時、
いっつもこの場所を思い出します。

まぁ、出来上がってしまえば、見えなくなっちゃったり、
どうでもいいことなんだろうなぁ、とは思うんですけどね、、、。
なんていうのかな、、、、完結していないけれど、何かに向かっている姿というか、、、。

さてさて、写真は、そんなジャンタルマンタルをまたふと思い出しちゃった
工事中の下窪/バシストさんの家の現場。
7世帯入る長屋住居です。

もうすぐこの場所にも、素敵な名前がつく予定。
ジャンタルマンタルとは姿も、かたちも、目的も、全然違うんですが、
街の人、住む人、この場所に関わる人みんなが、
たくさんの妄想がつきないような、そんな場所になるといいなーと思いつつ、
思っていた以上だなぁ、、、、とニヤニヤもしつつ、
ムダに現場に長居する、今日この頃でした、、、、。
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