
前にも書きましたが、
トウキョウのど真ん中でありながら、昭和の古い町並みや路地、老舗旅館や坂道のある街。
こってりした昭和な感じの街です。

同時に、東京ドームの声援や、遊園地のジェットコースターの叫び声の聞こえる不思議な距離感。

そんな高台の街がシキチです。

この街の雰囲気が好きで、この場所を選ばれた、と聞き、周辺をうろうろしてみると、
なるほどなぁ、、、、と思うシーンがたくさん。

とにかく、街をうろうろするのが楽しい街です。

敷地そのものは分譲地ではありますが、そういう街の連続として、家の中に内露地と名付けた空間を
内包した家。

ちょっとした事なのですが、70平米程度の土地が、
その空間により、なんだか街に住んでいるような、広々した気分の家となりました。

今回は、構造はコンクリートなのですが、それに木造の床や、鉄骨で街にはねだした 「はなれ」を組み合わせる
事で、異素材の組み合わせの楽しめる空間となりました。

他にも、タイル、古材の扉、そしてたくさんのイロドリをいろんな場所に使い、
小さな空間に奥行きをもたせる事を考えました。

最初に宗次さんが好きだとおっしゃったジョージナカシマの山荘。
まぁ、さすがに僕には、それは重荷、、、、、。
と思いつつも、できあがったら、いろんな素材の質感を生かした楽しい家になったとさ。
お楽しみにー。
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