完成に向けて大詰めです。

前にもちょっと紹介しましたが、古ーい街の路地が家の中まで続いて来たような
内露地のある家。
イメージ通りに仕上がって来ています。

ちょうど、ここから、一気に仕上がっていく直前、という現場にいると、
いろんなもののトチュウ感、がまた面白くってですね、、、。
例えば、ホントは、全部茶色くなるはずの壁が、塗装をする順番の違いで、
パッチワークのようになっていたり。。。。。
それは、自分ではゼッタイにこういう選択はしないだろうな、、っていう状態なんですが、
だからこそ、その状態が新鮮で、時々は、なるほどねぇ、、、こういう塗り分け方も意外とあるなぁ。。。。
これは考えても見なかった。。。。。
という発見につながります。

あとは、ホント難しいのは、仕上げの程度のさじ加減。
料理に例えると、例えばゆで加減、火の通し加減みたいなものかなぁ、、、。
手をかけ過ぎればいいってもんじゃなくて、
むしろ、どこで止めるか?
というコトが、料理もケンチクも、きっと味を左右すると僕は思います。
職人さん達は、何も言わないと、ついつい手をかけ続けちゃいますし、
ちゃんと茹でてしまう方が、
「、、、、あの、半生ですけど、、、、。」
っていう、クレームはもちろん無くなります。
でも、そこで失われる歯ごたえや、素材の魅力は、二度と戻らないものばかり、、、、。

それは、宗次さんが手に入れる価値を、決断するようなコトです。
価値観て、人それぞれ違うんで。。。。
そんなコトを考えつつ、
これまで、たくさん話した宗次さんとの対話や顔を思い浮かべながら、
それを定規に、火の通し加減の決断をしていきます。
うーん、、、たしか、僕とおんなじ、
どっちかって言うと、丸かじり、生キャベツ大好き派でしたよね??
などと、結局はジブンに都合のいいように、考えつつではありますけど、、、。

一見地味に見えますが、
今回は、いつもに増して、たくさんの色と、たくさんの素材を使わせていただきました。
今のところ、10/30(土)に、オープンハウス予定。
完成が楽しみです。
【関連する記事】