2010年10月18日

トチュウの感じ

台東区本郷で工事中の「宗次さんの家」
完成に向けて大詰めです。


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前にもちょっと紹介しましたが、古ーい街の路地が家の中まで続いて来たような
内露地のある家。
イメージ通りに仕上がって来ています。

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ちょうど、ここから、一気に仕上がっていく直前、という現場にいると、
いろんなもののトチュウ感、がまた面白くってですね、、、。

例えば、ホントは、全部茶色くなるはずの壁が、塗装をする順番の違いで、
パッチワークのようになっていたり。。。。。

それは、自分ではゼッタイにこういう選択はしないだろうな、、っていう状態なんですが、
だからこそ、その状態が新鮮で、時々は、なるほどねぇ、、、こういう塗り分け方も意外とあるなぁ。。。。

これは考えても見なかった。。。。。

という発見につながります。


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あとは、ホント難しいのは、仕上げの程度のさじ加減。

料理に例えると、例えばゆで加減、火の通し加減みたいなものかなぁ、、、。

手をかけ過ぎればいいってもんじゃなくて、

むしろ、どこで止めるか?

というコトが、料理もケンチクも、きっと味を左右すると僕は思います。

職人さん達は、何も言わないと、ついつい手をかけ続けちゃいますし、
ちゃんと茹でてしまう方が、

「、、、、あの、半生ですけど、、、、。」

っていう、クレームはもちろん無くなります。

でも、そこで失われる歯ごたえや、素材の魅力は、二度と戻らないものばかり、、、、。

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それは、宗次さんが手に入れる価値を、決断するようなコトです。
価値観て、人それぞれ違うんで。。。。

そんなコトを考えつつ、
これまで、たくさん話した宗次さんとの対話や顔を思い浮かべながら、
それを定規に、火の通し加減の決断をしていきます。


うーん、、、たしか、僕とおんなじ、
どっちかって言うと、丸かじり、生キャベツ大好き派でしたよね??


などと、結局はジブンに都合のいいように、考えつつではありますけど、、、。

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一見地味に見えますが、
今回は、いつもに増して、たくさんの色と、たくさんの素材を使わせていただきました。


今のところ、10/30(土)に、オープンハウス予定。

完成が楽しみです。
posted by 西久保毅人 at 23:13| 2010.10月〜12月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする