2010年07月03日

光風荘

さて、先日、新しいシキチを見に行った時の帰り道。

「光風荘」

と描かれた素敵な看板を見つけました。


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もう、それはなんの特徴もない、どこの街にでもある普通のアパートの
看板だったんですけれど、なんていうか、もう、一目惚れ。


そもそも、「光風荘」っていう名前がなんとも素敵です。
そして、どこかに落ちてたような材木にペンキで描かれたなにげなさ。

なにより一番素敵だなぁ、と思ったのは、その上にぺらっと乗せられた
とたん一枚の屋根です。

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要するに、木だけだとそのうち腐っちゃうから、保護するために
乗せされているのですが、そのぺらーっと置かれたような、屋根のような
感じが、何ともいえず、絶妙でした。


こんなシャレたしつらえ、きっと品のある、かわいいおばあちゃんが、
大家さんに違いないと思いました。


なんてコトない様ですが、
木とトタンを、ベタッとくっつけず、浮かせているところなんか、
実はとても理にかなっています。風も抜けますし、、、。

しかも、よく見ると、ブロックからも浮いていて、
なんと高床式じゃぁないですか!


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これは、ゼッタイにケンチクに応用ができるはず!

例えばこんな感じで、おうちの上に、さらにふわりと屋根を乗っけてあげます。
もちろん、この看板みたいに、風が通るように間をあけて。

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そうすると、
おうちと、屋根の間に、第三の空間が産まれて、そこがテラスになるのはもちろん、
直接熱が当たらないので、遮熱効果もありますし、風も抜けるので、
下のお部屋は、とても居心地がよいでしょう。

こういうコトは、ついつい、断熱材の性能でクリアしようとしがちですが、
屋根をこういう具合に二重にすれば簡単に解決できそうです。

うーん、なるほど。

と、その見た目以上にとても勉強になる看板でした。


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さて、写真は、もうすぐ工事がはじまる7世帯の長屋住居です。

小さなおうちが寄り集まったような、緑あふれる場所になるように
設計をさせて頂いています。

そういえば、そのうち、この場所にも名前を付けないといけません。

「光風荘」

みたいな、すてきな名前をぜひ考えてみたいと思っています。


posted by 西久保毅人 at 21:14| 2010.7月〜9月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする