2010年06月11日

このままがいいじゃん病

いろんな現場が進んでいるのですが、
工事を見に行くと必ずかかる病。


「このままが いいじゃん病、、、。」


宗次さんちでは、
たとえば、コンクリートの上に、まだはがしていない木の型枠が
乗ってると、

「このまま はずさなくてもいいじゃん。。。そのまま仕上げに
したら、コンクリートの保護にもなるし、、、、。ね、、、、。」

そんな訳で、10年くらいしてからはがせばいいんじゃないかなぁ、、、。

とか。

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階段も、踏み板付けなくても、このままの方が、なんていうか、
象の鼻みたいでかわいいし、、、、、とか、



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鷲巣さんちでは、
もう、あまりにも、下地にするにはもったいないくらいの、
こんな木擦り下地を作ってもらっちゃうと、


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「、、、あの、下地があまりにキレイなので、
できれば、2.3年はこのままを楽しんで住んで頂いてですね、、、、、、。


仕上げは、そのうち、、、っていうのでどうでしょう?、、、。」


とか、


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天川さんちでは、
コンクリートがあまりにキレイに打ち上がると、

「もう、、、、すみませんが、窓すら付けたくありません、、、、。」


ダメですか、、、、。

とか。

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よし、じゃぁ、まぁ、100歩ゆずったとして、

僕のわがままだけでは、通用しないようなら、
この下地に機能を与えたら、どうだろう、、、?

そうそう、仕上げるよりも、この方が便利よねって思えるような、
もっともらしいいい訳はないかしら、、、、?

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例えば、ほら、このままだと、ある意味、ちょっとした棚みたいな感じで使えますし、
ほら、新聞とか、雑誌とか、させたりですね、、、、。

くぎも打ち放題。


で、飽きたら仕上げちゃえばいい訳ですし、、、、、。とか。

という訳で、進行中の現場へ行くたんびに、僕の頭の中は正直こんな感じです。


でも、よくよく思うと、こんなに隠したくないと思うくらいの、
下地工事をしてくれる職人さん達だから、こう思うわけで、
逆なら、

「いっときも早く隠したい。」

と思うんだろうなぁ。


そういう意味では、設計者としては、職人さんに恵まれてるなぁ、、、
と思います。


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くだらない妄想のようですが、
要は、現場で感動するから、こういうキモチになる訳で、
その


「あぁ、どうしたら、この感動を完成まで引っ張っていけるか?」


と、一度常識や経験を全部捨て去って、
モノや設計の始めの気持ちにむきあう事が、
現場で僕が大切にしてる事です。


以前は、たくさん経験すれば、いつの日か直るかな、、?
と思っていたんですが、
むしろ、作れば作る程、


「このままがいいじゃん病」


直る見込みなく、
悪化する一方です。。。。

posted by 西久保毅人 at 02:54| 2010.4月〜6月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする