2010年01月09日

カレー

超コジン的なコトなのですが、
我が家は貸家の一軒家。

ちょっと変わっているのは、もともと大家さんがハナレとして増築して
使っていた2階建ての家をそのまんま借りてるので、お庭がつながっているのです。

ちょうど、貸りる時にいろいろお話をさせて頂いて、
大家さんとしては、

「もし、気になるようなら、お庭を仕切りましょうか?」

と、気を使って頂いたのですが、

「あの、うちはゼンゼン気にしませんが、ウチは3人コドモがいますので、
たぶん、ダメと言っても、そちらのお庭に行くと思われます、、、、。
そんな感じでご迷惑でなければ、どうぞそのままで構いません、、、。」

という訳で、つながったまんまで住まわせて頂いています。

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そんないきさつで住んでいるので、

最初はいつ追い出されるか、、、?

とヒヤヒヤしていたのですが、
もう、とっても素敵な大家さんで、とっても快適。

うちのコドモ達も、とっても良くして頂いていて、
もう、なんだか、親戚のようなおつきあいをさせて頂いています。
最近では、夕方家に帰って、

「あれ、ノノもリンタロウも、ソラもいない、、、??」

という時は、大家さんの家に上がり込んで、
ふんぞり返って、一緒にテレビをみていたりします。

そんな感じで、ここに引っ越して良かった事といったら
数えきれないのです。

さらに、うちは共働きで、欠食児童の多いこともご存じなので、
夕方に時々、夕飯の差し入れまでしてくれます。

ハンバーグやら、煮物やら、炊き込みご飯やら、、、、。

たくさん頂いても、あっという間になくなっちゃうんですが、
なんというか、スープの冷めない距離って、まさにこの事ですね。

なんだか、田舎の近所付き合いというか、僕もハラさんも田舎が遠いので、
まさに疑似二世帯住宅のような、、、、そんな感じです。


まぁ、大家さんもそう思っているかは、分かりませんが、、、、。


で、
さて、
昨日のコト。


ちょうど、遅く帰って夕飯どうしようかと困っていると、
大家さんから、ホカホカのカレーの差し入れ。

おー、美味しそう。

でも、今日は肝心のご飯がない。

「、、、、ご飯もあげるわよ、って言ってたけど、、、。」

とハラさん。


でも、さすがにご飯までもらう訳にも、、、

ねぇ、、、、。


と、そんな訳で、我が家の伝書鳩、ソラ出動。


ソラに、

「あのさぁ、、、、ご飯も、ちょうだい、って行って来て。。。。。。」


うん、わかった、と、

「あのねぇ、、パパが、ごはんも、だって。」


、、、と、いよいよ白いご飯までもらってしまいました、、、、。


こんなコトをしてると、さすがにそのうち、
追い出されるかも知れませんが、それもこれも、
境界がないおかげ。

たったそれだけの事で、もともと見ず知らずだった他人同士の境界まで
取り払ってくれています。
(と、我が家はいい気になっています、、、。)

僕が設計させて頂く仕事の多くは、土地を持ちきれなくなった大きな
土地をいくつかに分割して、境界をはっきりさせた上で切り売りされる
分譲地が多いのですが、
こういう生活をさせてもらっていると、
その「境界」のしつらえにも、実はいろんな可能性が眠っているのになぁ、、


と、ご飯ごともらったカレーを食べながら考える今日この頃ありました。


大家さん、いつもありがとうございます、、、、、。
posted by 西久保毅人 at 01:22| 家づくりと子どもたちまとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする