2009年04月12日

おさかなポスト

いつからでしょうか?

ニコ設計室では、住宅のポストやインターホンを
よく西荻窪にあるアトリエベガさんという鉄の工房に頼んでいます。

事務所から近いのもあり、鉄という素材に興味がある事もあり、
せっかくなので、毎回建物や、ご家族のイメージにあったような
形をデザインして、スケッチをベガさんに持っていっては、

「こんなのできますかねぇ、、、。」

という感じで、お願いするのですが、
大抵は、こちらでほぼデザインを決めてお願いしていました。

でも、ある時から、そもそもベガさんの作るテイストが、
結構すきなので、ある程度の絵や条件は僕が書くのですが、細かいとこは、
ベガさんお任せの方が、いいんじゃないかと思うようになったのです。

もちは餅屋、というか、ぜったい、金属に関しては、ベガさんが詳しい訳だし、
イメージをきちんと伝えさえすれば、
中途半端に知らない僕が口を出すよりも、
任せちゃった方が、ベガさんの方が、引き出し多そうな感じですし、、、、。

と、そんな事を思っていた時、
昨年完成した白柳さんの家のポスト口を、考える事になりました。

まぁ、普通に作ってもいいんですが、
前々から、白柳さんが釣りが好きだったりするお話を聞いていたので、

「サカナにしましょうか?」

と雑談が、発展して、実現する事になりました。

白柳さんは、じゃあ、シャケか、ヒラメがいい!との事でしたが、
僕は、シャケもヒラメもあんまり上手く描ける自信がなかったので、

「じゃあぁ、もう、ベガさんに全部おまかせしましょう。」

という訳で、ベガさんに頼んでいたら、かなり感動的なイメージ画ができました。

やっぱ、任せるもんです。

、、、、と、そんな訳で、ようやく完成し、先日設置しました。

503.jpg

体は真ちゅう、文字は、銅をくねらせて。
ポスト口は、あけておく予定だったのですが、ベガさんの方から、
「せっかくなので、ポスト口も、サカナと一体でもいいですか?」
との事で、サカナと一体になっています。

ベガさんもかなりノリノリです。
面白くて、ノリノリで作った、っていう事が、作品から伝わって来るような、
何とも言えない出来映えでした。


そういうのって、実は一番大切だなぁ、と思うのです。
白柳さんの家もそうですけど、正直、僕も、ベガさんみたいに、ノリノリで
設計させてもらいました。

ノリノリになると、何だってできる気がしますし、
たぶん、自分の能力以上の、パワーが湧いて来ますし、
能力以上の仕事ができちゃいます。

取り付けにきたベガさんがニコニコしながら、言ってた一言がとても印象的。

「僕らは、発案してもらって初めて、ああこういうのもありだなぁ、
 と気づくチャンスをもらえるので面白いのです。。。。」


、、、、、なぁんだ、ベガさん、僕が設計する時の考え方と、同じですねっ。

と、妙に、親近感をもったのでした。


504.jpg

posted by 西久保毅人 at 00:46| 2009年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする