2009年03月14日

オープンハウス

遅くなりましたが、先週末に、大城さんの家のオープンハウスを行ないました。
ずーっと、雨続きの週でしたが、この日はピカイチの晴天。

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設計条件としては、今までで一番シキチも小さく、面積も小さく、
予算も小さく、おまけに地盤も悪く、、、と、結構厳しいものでした。

実は、、、、。


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はたして、出来るんだろうか?
出来たとしても、わざわざ設計事務所に頼んでいただく事のメリットが
今回ばかりはあるのだろうか、、、?

と、条件だけを並べた時は、ちょっと考えてしまいました。


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こういう計画の場合は、出来るものは出来るし、出来ないものは出来ない、
っていう、ある意味割り切りのようなものが必要です。
しかも、それは、僕らだけが思っててもダメで、
設計者、建て主、施工者の3者が、それを共有しないといけません。


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なーんて、ちょっとネガティブな考えも最初は多少あったのですが、
何と言っても、僕は、基本的に人に惚れてやる気になるタイプ。

たちが悪い、、、、。

今回も、大城さんとお会いした瞬間に、
なんか、楽しい家ができる気がしちゃった、というのが、正直なところです。


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考古学者になりたい。

これは、多くの男の子が、たぶん、一度は夢に見る職業。

なんの職業でもそうですが、その夢を追いかけ続けるというのは、
並大抵な事ではありません。

上棟式の時の、大城さんの言葉が、今でもなんだか僕は忘れられません。


「、、、、ゼロか、百かの人生の覚悟で生きてきましたので、
まさか自分が家を持てるなんて、夢にも思いませんでした、、、、。」


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ゼロか百かの人生。

これはすごいなぁ、、、と感動してしまいました。
やっぱ、そのくらいの覚悟がないと、夢はつかめないんだなぁ、、、、。

よく、一か八かって言いますが、これは、最悪でもイチが残るコトを前提に
しています。
だから、それじゃぁ、あまいのです、、、、。

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と、そんな大城さんの生き方に感動しつつ、頼んで頂いたコトに
最大限の感謝をしつつ、なんとか小さくても、楽しい、大城さんらしい家を
つくりたいとあれこれ考えさせて頂きました。

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とにかくたくさんの書籍をどうにかしないと、、、、、、、とあれこれ考えても
もう、スペースは限られています。そんなコトを考えている時に、
スタッフの菊地さんと、何というか、「みの虫」の話になりました。
みの虫の家は、小さな小枝でできていて、家って言うよりも、小枝をまとっている
ようなイメージです。

大城さんの家は本がたくさんあるんだったら、みの虫みたいに、
本を体にまとうような、そんな空間になったらいいんじゃないか、と。

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そんな訳で、この家は、洞窟のようなこげ茶色の外皮の中に、
入れ子のように、本をまとう事が出来るような木箱がぶら下がっているような
そんなイメージで設計しました。

オープンハウスの時は、西久保家の大量の絵本を飾らせて頂きましたが、
入居後は、大城さんのたくさんの書籍が壁に並んでいくでしょう。

壁中全部埋め尽くされたら、本でできたみの虫の家みたいになるでしょう。

子供が大きくなったら、家中のいたる所にちりばめられた、
パパの夢の本を、洞窟のスキマのような、階段にすわって
読んでみるかも知れません。

そんな風に、父親の仕事に触れられるなんて、なんだか、
ロマンティックです。

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、、、、、と、できてしまうと、いつものように、

「あー、この家、住みたい。。。。。

できれば、西久保家で、1年くらい住んでから引き渡したい、、、、。

うちの子供達、ぜったい喜ぶだろうなぁ、、、、、、、、。」


と、またいつもの「引き渡したくない病」になってしまっている
今日この頃、、、、。

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本気で、自分ちにしたいです、、、、、。







posted by 西久保毅人 at 02:29| 2009年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする