2009年01月27日

勝負

週末に、昨年完成した「吉原さんの家」の雑誌の撮影がありました。
写真が奇麗だなぁ、と前から好きだったコンフォルトという雑誌です。


445.jpg

家具が入り、生活が入り、まだまだ一ヶ月ですが、
「おうち」らしくなって、なんだか、よその家みたい、、、、。
(よその家ですけど、、、、。)


さて、今回は、太田拓実さんという若い写真家の方に撮影していただきました。

写真の事は、よく分かりませんが、デジカメの普及で、
誰でもそれなりの写真が撮れる時代、と言われていますが、
僕は、そう思わないんだなぁ、、、、。

だって、撮影する人で、やっぱり写真はゼンゼン違う。
もしかすると、むしろ、プロと素人の差が明らかになる時代なのでは?
と思うのです。


僕も年間、何千枚もの写真を撮るのですが、撮ればとる程、

「はぁ、、、、。」

と、ため息ばかり、、、、。


プロのカメラマンの世界も、デジタル化しているのは同じで、
大抵の方が、デジタルカメラに移行されていたり、両方を使い分けていたり、
使うカメラも、人によって様々です。

なので、いつもの質問。

「デジタルとフィルム、どう使い分けてるんですか?」

しばらく考えて、

「うーん、デジタルの方が、ギリギリの勝負ができる、かな。」

との事。

これは、なんか新鮮な意見でした。
なんとなく、これまでいろんな人に聞いてみたのですが、
環境のデジタル化に伴って、仕方なく、、、、っていう人が
割と多いのが実情。

ふーん、と思いつつ、じゃあ、何が違うんだろうと、
いつも思ってたのです。

結局、カメラなんて、道具でしかない訳で、その道具を使って、
どう切り取るかが、たぶん写真です。
スポーツ選手のシューズ、料理人の包丁、、、、。

自分の力をギリギリまで引き出すための、体の一部のような道具。
そのために、何の道具をつかうか?

ギリギリの勝負かぁ、、、、。
僕の仕事は、すべてギリギリだと怒られちゃうけど、
そういう気持ちの「差」が、たぶん、大きな「差」に
なるんだなぁ、、、、。絶対に。

、、、、と、そんなコトを思った、印象的な一言でした。


物静かだけど、そんな思いで仕事をされている写真家の方に
撮影していただいて、なんだか嬉しかったですし、
本になるのが、今から楽しみです。


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posted by 西久保毅人 at 01:58| 2009.1月〜3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする