写真が奇麗だなぁ、と前から好きだったコンフォルトという雑誌です。

家具が入り、生活が入り、まだまだ一ヶ月ですが、
「おうち」らしくなって、なんだか、よその家みたい、、、、。
(よその家ですけど、、、、。)
さて、今回は、太田拓実さんという若い写真家の方に撮影していただきました。
写真の事は、よく分かりませんが、デジカメの普及で、
誰でもそれなりの写真が撮れる時代、と言われていますが、
僕は、そう思わないんだなぁ、、、、。
だって、撮影する人で、やっぱり写真はゼンゼン違う。
もしかすると、むしろ、プロと素人の差が明らかになる時代なのでは?
と思うのです。
僕も年間、何千枚もの写真を撮るのですが、撮ればとる程、
「はぁ、、、、。」
と、ため息ばかり、、、、。
プロのカメラマンの世界も、デジタル化しているのは同じで、
大抵の方が、デジタルカメラに移行されていたり、両方を使い分けていたり、
使うカメラも、人によって様々です。
なので、いつもの質問。
「デジタルとフィルム、どう使い分けてるんですか?」
しばらく考えて、
「うーん、デジタルの方が、ギリギリの勝負ができる、かな。」
との事。
これは、なんか新鮮な意見でした。
なんとなく、これまでいろんな人に聞いてみたのですが、
環境のデジタル化に伴って、仕方なく、、、、っていう人が
割と多いのが実情。
ふーん、と思いつつ、じゃあ、何が違うんだろうと、
いつも思ってたのです。
結局、カメラなんて、道具でしかない訳で、その道具を使って、
どう切り取るかが、たぶん写真です。
スポーツ選手のシューズ、料理人の包丁、、、、。
自分の力をギリギリまで引き出すための、体の一部のような道具。
そのために、何の道具をつかうか?
ギリギリの勝負かぁ、、、、。
僕の仕事は、すべてギリギリだと怒られちゃうけど、
そういう気持ちの「差」が、たぶん、大きな「差」に
なるんだなぁ、、、、。絶対に。
、、、、と、そんなコトを思った、印象的な一言でした。
物静かだけど、そんな思いで仕事をされている写真家の方に
撮影していただいて、なんだか嬉しかったですし、
本になるのが、今から楽しみです。

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