いよいよ、トウキョウ生活18年となります。
つまり、佐賀で過ごした18年間と同じになり、アトは佐賀に帰らない限り
トウキョウでの時間が積み重なっていく訳です。
そんな訳で、佐賀人としては、
複雑な今日この頃だし、僕にとっては、節目の年です。

そんな僕を知ってか知らずか、電話がかかって来ました。
佐賀新聞から。。。。。
紙面にトウキョウでブラブラしている佐賀人を紹介する企画コーナーが
あるらしく、そこで、僕のブラブラぶりを紹介したいとの事。
えー、いいんですか、僕なんかで、、、。
ブラブラしてるとはいっても、ブラブラっぷりは、まだ中途半端なのです。
実は、そのコーナー前から知ってました。
僕が大好きで、尊敬する高校の大先輩のフォトグラファー
大串祥子先輩が、春頃、
「あたし、載るよ。サガシンブン、、、、、まあね、、、、。」
と、教えてくれたからです。
大串さんていったら、才色兼備の、我が佐賀西高の伝説のマドンナであり、
その変態っぷりといったら、他の追従をゆるさず、
ブラブラっぷりといったら、世界中美少年を追いかけカメラ片手に飛び回り、
北京オリンピックの公式フォトグラファーにまでなった人。
そりゃ、あんたはなんでも載るよ、、、、、。
まぁ、大串さんに限らず、バックナンバーを見てみると、
載るなりの立派な活躍をされている方々ばかりです。
光栄な反面、正直、何かの間違えなのでは???
という気持ちは、取材を受けた今でも思っています。
ドッキリかな、、、、、。
そのくらい、なんかちょっと神聖な場所にのせて頂くような気分で、
いまだにちょっと実感湧いていません。
トウキョウに来て、18年。
その時間がたてば経つほどに、トウキョウにいる意味、というのを
考える時間が実は増えています。
それは、トウキョウがイヤだ、という事ではなくて、
佐賀に帰りたい、という事でもありません。
正直、商売を始めた以上、もう佐賀に住む事はないんだろうな、
というハラは決めているつもりです。
だからこそ、僕にとっては、
トウキョウにいる意味が必要なのかも知れません。
、、、、と、何でもこんな風にグジャグジャと考えるタイプの僕には
以外と設計って向いてるのかもなぁ、とふと思います。
設計の仕事もなんか似ているような気がするのです。
その場所に住まう意味。
ここに住む意味。
設計は、そこに住む意味をかたちにしていく事です。
どんな場所、条件においても、
すべてをプラスに変えるようなかたちを見つける事。
意味がかたちをつくるのか?
かたちから意味がうまれるのか?
たぶん、両方だと思うんですが、そんな風に思ってやってきた事が、
少しでも佐賀のワカモノのお役に立てるのであれば、それはそれで
こそばゆくも、光栄な事です。
残念ながら、佐賀新聞は、トウキョウでは売ってませんけど、、、、。
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