2008年10月25日

浦安駅から、ちょっと歩いた所に、

「浦安フラワー通り」

という、小粋な名前のレトロな雰囲気の街があります。

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ゼンゼン、知らなかったんですが、この通り沿いの分譲地の設計のご相談が
あったので、ちょっと前に、ブラリと現調にいきました。
なにせ、土地を購入された栗村さんは、神奈川に住んでるのに、わざわざ
浦安の土地が出るのを待ちに待って、購入されるとの事。
はたしてどんな街だろう、、、?

行ってみると、都内でいうと、谷中や根津のような昔ながらの魅力的な
路地の街。そんな街の中を、海につながる一本の川が流れています。

休日だったのですが、おじいちゃんから、若者まで、通りすがる人みんな
片手にカメラ。

通り沿いにも、民家を改築した写真館がチラホラ。

通り中のいろんな場所に、写真が飾られていました。

このフラワー通り自体が、どうやら写真をテーマに町おこしをしているようです。

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確かに、根強いファンがいそうな街。
味のある古い建物が、大切に使われています。

でも、谷中でも、根津でも同じだけど、結局、そういう街の魅力を作って
いるのは古い路地や、木造の軒の低ーい建物。
そんな昭和の建物は、老朽化して、立て直される訳ですが、
下手に商業地域指定で、容積率があるものだから、
素敵な通りに、バーンと、身もふたもない高い賃貸マンションができてし
まい、そういう新しい建物が、どんどん街の良さを消しています。

あと、100年くらいしたら、どうなる事やら、、、、。


で、同じ事をここでも思いました。



シキチは、案の定、小さな敷地を、さらに3分割するという角地の分譲地。

フラワー通りの終点近く。


頼まれる予定の敷地は、そのうち一個だけなのですが、
どうしても、バラバラに作られるのが納得いかず、

「なんとか、3つとも設計できないだろうか??」


と、ぬけぬけと、思ってしまいました。


で、チラシに書いてあった不動産屋さんに電話。


「あのー、ずうずうしいとは、承知の上ですが、
 
 全部設計させてもらえませんかね?」


とりあえず、会ってはもらえる事になり、僕なりの提案をさせて頂きました。


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一個、一個の土地は、とっても狭い。
その数字は、どうする事もできません。
敷地境界線の中だけの設計では、ただの薄暗い部屋をしかたなく
つくるだけ。

でも、よく考えると、そりゃ、人は、ずけずけと他人の敷地に
入り込む訳にはいかないけれど、光や風は、なんの権利にも
法律にもしばられていないから、他人の土地や屋根の上を通過しても
良い訳です。

それだけを、考えてみると、実は、結果的にそれぞれの家が、
光にあふれ、風の通り抜ける快適なすまいになっていくはずだ、
という事を考えました。

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一つの敷地での限界を、三つ同時に考える事で、可能になる快適さ。

一つ分の敷地の値段で、三つ合わせた敷地に住んでいるようなカンカク。


、、、、と、そんな事を、とつとつとプレゼンした所、
相手の不動産屋さんの社長、星さんも、同じようなこころざしを
持った方で、

「ぜひ、やりましょう。」

と、ものすごく前向きに考えてくれました。


と、いう訳で、話はトントン拍子に進み、明日10/25(土)の
浦安あたりの新聞に、折り込み広告を出してくれる事になりました。

最終形はどうなるか分かりませんが、星さんと相談して、
こんな原案を考えました。



373.urayasu.gif



どんな反響があるか、とても楽しみです。

もちろん、実現するかどうかも大切ですが、
僕一人ではできないような事、ただの妄想でいつも終わってしまうような
事を、星さんのような、違う分野のプロとくむ事で、新しい道が開ける、という
のが、ちょっと新鮮な感覚でした。


実は、それって、この計画案と同じ事なんですけどね。。。。。


posted by 西久保毅人 at 00:56| 2008年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする