2008年10月22日

手間の迫力

環八沿いで計画中の、BM荻窪。

バイカーズマンション、といって、
バイク好きな人のためのガレージのある賃貸マンションです。

4世帯くらいが、ちょうどいい大きさなのに、5世帯いれて下さい。

という、まぁ、ありがちな要望。

でも、そういう要望も、マイナスにとらえるか、積極的にプラスに考えるか
どうかで、新しい世界が見えてきます。

そんな訳で、案の定、積極的に考えすぎた訳で、
曲面の壁沿いに、立体的に交差する、不思議なメゾネットができつつあります。

しかも、それをコンクリートで作る訳で、、、。

しかも、お約束のように、土地も狭い訳で、、、、。


368.jpg


大きな曲面型枠は、なんとか工場で加工して頂いていますが、
階段に関しては、すべて手作業。
階段を、曲面にそって作る訳なので、階段の裏なんか、3時曲面。

なので、大変な手間をかけて、職人さんに、一枚一枚現場合わせで
作ってもらっています。


そんな仕事がようやく4階までできあがり、型枠も順に外されて、
ようやく内部空間が少しずつ現れてきています。

371.jpg

ねじれあう空間自体も、思った以上に楽しいんだけど、
それ以上に、職人さんがかけた手間のオーラが、なんかムンムンと
コンクリートの質感から伝わってきます。


職人さんの仕事としては、

早い、高い、簡単、

が一番割りに合うんでしょうけど、
僕の仕事はいつも、どっちかというと、

せまい、安い、でもメンドクサイ。


でも、かけて頂いた手間は、確実に空間に残っていきますし、
確実に工業生産品とは違う建築になります。

369.jpg


、、、、なーんて、口では何とでも言えますが、
ホントに大変そうです。
コンクリート打ちも、残すところ、後2回。


そんな仕事を、いつもニコニコしながら、冗談を飛ばしつつ
引き受けて下さる職人さん達には、ホーント、感謝! 

なのです。







posted by 西久保毅人 at 23:35| 2008年の気づきとカンサツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする