午後からは、吉原さんの家の配筋検査と、確認検査機関の中間検査でした。

昨年の法改正後、申請業務が大幅に改正されて、とにかく大変です。
でも、「大変」という言葉やイメージが一人歩きしている部分もあって、
なんか、過剰に構えてしまっている部分もあります。
確かに、とても意味のないような、理不尽な変更や対応がかなりあるのですが、
その「大変さ」に気を取られすぎて、「原点」を見失いがちになる時もあります。
そんな意味で、今日の中間検査にきてくださった検査官の方は、
とても芯の通った魅力的な方でした。
どんな構造でつくろうと、どんな形をしていようと、
「いい建物をつくる」
という意味では、やるべき事は、全部同じです。
とにかく「基本に忠実に」
という事。
逆にいえば、きちんと当たり前の事を「基本に忠実に」やりさえすれば、
何の大変な事もない訳です。
ついつい、経験を重ねてくると、
「基本」がいつの間にか「あたりまえ」になって、
おろそかにしがちな自分がいます。
そんな自分を、初心に戻してもらえたような、
貴重な言葉をいただきました。
例えば、「現場をいつも奇麗ににする。」
たぶん、それだけでも、出来上がる建物は、きっと良くなるはずです。
そんな、全然難しくないあたり前の事を、
見直していきたいと改めて思いました。
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