2017年04月21日

記念写真

先週末の小田原さんちのオープンハウス。

超おさんぽ日和のいい天気だったからか、
中野の飲み屋街に誘われてか、、、、

100人以上のご来場がありました。

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ほーんと商店街のど真ん中なのでお天気のせいか人通りも多くて、
だれがお客さんかわからないくらい。
とても楽しく、賑やかな1日でした!


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さて、
ニコのオープンハウス。
皆さんのご厚意で、
これまで数えきれないくらいにさせてもらってきたのですが、
僕がいっつも一番嬉しいのは、
実は、これまでに設計させていただいたご家族に来ていただく事です。

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そういえば、ちょうど10年前、こんな文章を書きました。

これは田崎さんちのオープンハウスの時のコトなんですが、
ただただ嬉しくて、そして恥ずかしかったなー。

なんていうか、、、、
ピアノの発表会に、親が来るような、、、、、
そんな気恥ずかしいカンカクと、いつもより背筋がピッ、となるカンカクが
同時にあるような、、、、。

そんな不思議なカンカクでしたが、
正直、、、、。

生きてて、こーんなにも嬉しいコトがあるんだなー、、、、
ケンチクって、作って終わりじゃないんだな、、、、

というコトを、その時、改めて教えていただいたような気がしましたし、
言い様のないくらいの前に進むエネルギーを頂いたような気がしました。

今では恒例ですが
オープンハウス後に、お施主さんと打ち上げ、っていうのをしたのも、
この時が初めてだったなー。

とにかくとにかく、、、、
とにかく嬉しかった!!!

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ぶっちゃけ、ですね、、、。
もう家づくり終わってるんだから、
わざわざ行く必要性はない訳です。

それでも見に来て頂くっていうコト。
それでも、行きたいっ、行ってみよう、久しぶりに行こーかなー、って思って頂けるというコト。

それって、、、、、、。

とてもすごいコトだと僕は思うのです。


僕たちの仕事に対して、
それ以上の評価はないんじゃないかな、、、、と僕は思う。

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だから僕は、いつも今が一番、って思える仕事をし続けたいなーと思ってきました。
もうニコの仕事はつまらないから、行かなくていいや、って思われたくないですしねー。

むしろ、

「あー、頼むの早すぎたっ!むしろ今頼みたい。」

そんな風に思いつつも、家に帰ると、やっぱ自分ちが一番、って思っていただけたら
最高なんですが、それは贅沢の極みでしょうかね。。。


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、、、、と、僕のオープンハウスに対する想いはそんな感じなんですけど、
今回の小田原さんちのオープンハウスも、そんなご家族がたくさん来ていただいて
ほーんと嬉しかったです。
つい最近完成したお家から、10年前のお家まで。。。。

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話は変わりますが
ニコのオープンハウスでは、必ず来場者の方々のお写真を撮らせて頂くようにしています。

これは、正式にはその家を1日お預かりする訳なので、責任を持って来場者を把握したい、
という意味で始めたのですが、
面白いもので、最近では、こういう写真がたまってくると、
ちょっと記念写真的な意味合いも出てきました。

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毎回来てくれるご家族も多いので、
年数が経つと、子供たちの成長も自然と記録されていきます。
もちろん大人の成長も、、、、。

そんな意味のものだったので、
これまでは大抵、ご家族だけの写真だったんですが、
今回、実は僕も多めに写るようにしてみました。

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こないだお引き渡しをしたばかりのご家族、
ちょうど設計中のご家族、
もうずいぶん長くニコのおうちに住んでいただいているご家族。

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見返すとなんか、とてもいい記念写真!

もっと早く始めたらよかったなー!

という訳で、次回からは、もうお引き渡ししてニコのお家に住んでいただいている
ご家族との写真は、全部一緒に写るようにしようかなー、と
また新しい楽しみができちゃった今日この頃。

楽しみ楽しみ。
みなさん来てくださいね!


あ、もちろん拒否もできます。。。。

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そうそう、本題の小田原さんちについては、、、、、、。



明日から出張のため、
来週まとめまーす、ね。。。。。。(汗)
posted by 西久保毅人 at 19:49| 2017.4月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月13日

意味

明日の土曜日は、小田原さんの家のオープンハウスです。

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小田原さんちは、商店街のど真ん中に建つお家です。

この街が大好きになって、「この街に住みたい」と思われるように
なった小田原さんの家。

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時々、
まだ完成する前に、雑談をしていると、もちろん
「この家に住んだら、、、」っていう話もされるんですが、

「いつか私たちが住まなくなったら。」

という話が結構出てきました。

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「いつか私たちが住まなくなったら。」

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「それでも、ずっとこの街に建ってて欲しいよね。」

とか、

「誰かがレストランとかにしてくれてもいいよね。」

とか、

「1階は誰かに貸してもいいよね。」

とか。

「息子が飲み屋でも始めるかもね。」

とか。。。。。

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そんな何十年後かの未来の話。


そういえば、一番最初にお会いした時、

「僕たち古い建物や、廃墟が好きなんですよねー。
どうせ作るなら、自分ちも立派な廃墟になると嬉しい。」

とのコトでした。

そう、廃墟の話から始まった小田原さんの家。

こういう小田原さんの話に共通するな〜、と僕が感じたのは、
なんていうか、、、、、思い描く時間の幅です。


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目の前の5,6年のコト、っていうよりも、
もっと先の、未来の時間。

実は廃墟って、
ある意味、時間を超えてきた未来のケンチクの姿とも言えます。

建主もいなくなり、設計者もいなくなり、
そんな時間を超えてでもなお、残ったケンチクの姿。

その時、もはや住宅であったとか、お店であったとか、だれが作ったとかも
忘れ去られて、その時の法律や、社会背景も、ずいぶん変わっているでしょう。


ケンチクに限らず、人間が作った物はすべて、いつか意味を失う時がきます。

意味を失った時、
残る、残らないは、何によって決まるんだろうか?
これは、僕の永遠のテーマでもあります。


意味を失った時、
それでも人間を迎え入れたり、雨をしのがせたり、居心地が良かったり、生き物があつまってきたり。
作られた意味は分からないけれど、

「なんか、ここ気持ちいいね!楽しいね!」

と人間やいきものに語りかけるような、
この街に愛され続けられるような、
そんなケンチクになればいいな。


「なんかさ、、、、、。


 意味わかんないし、説明もうまくできないけど、、、、、


いいよね。」

っていうような、直覚で感じるケンチクの力。


同時に、

「こーんな分厚いコンクリートで、こんな小さな場所に
 よくこんな手の込んだケンチクを建てたもんだ。
 変態じゃないのー?」

ていうような、バカみたいな人のエネルギー。

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ケンチクは一言もしゃべらないけれど、
染み込んだ想いは、人の直覚にダイレクトに伝わるんじゃないかな。




ケンチクが意味を失った時、
残る、残らないは、何によって決まるんだろうか?



さてさて、土曜日楽しみです。!
posted by 西久保毅人 at 20:50| 2017.4月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月08日

春ですね!

よーやく桜満開!

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4月になり、ニコでもいろんな現場が急に始まりだしました。

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神奈川では、六浦の見晴らし最高の場所に
いよいよ加藤さんちが着工を迎え、

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東京の東の方では、
ニコ史上、一番薄〜い敷地に建つ廣石さんちも着工を迎え、

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この春は他にも、今か今かと、咲くのが我慢できない蕾のように
着工待ちプロジェクトが目白押し。。。。

まぁ、僕らの仕事の場合、開花が遅れるのは、
天気や気温のせいではありませんけどね、、、、。

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でも、急に咲きすぎるのもどうかと思う今日この頃。


さて、そんな春、
桜の開花を待って、来週末の4/15(土)、
中野区で計画しました「小田原さんの家」のオープンハウスを
無事、迎えられそうです。

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「マチのピロティーを作る!」

という想いを込めた、商店街に住まわれる小田原さん家族と街の物語。

よーやく足場も外れて、街ととてもよい距離感をもつ建築が産まれました。
週末が楽しみです!

内覧を御希望の方は、こちらまで。
posted by 西久保毅人 at 22:58| 2017.4月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月31日

たまには蝶ネクタイ

「、、、、ニシクボさん。

実は、報告しなければいけないコトがありまして、、、、、。」


と、いつにも増して、神妙な顔のホソダくん、、、、。


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、、、、、、。

いやーーな、予感。

今度は何をしでかしたんでしょうか、、、、?

と思い当たりすぎて妄想は膨らむばかりだった去年末、、、、。


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「、、、、実はですね、、、、、、。」


「、、、、ゴクリ。。。。。」



AICA施工例コンテストっていうのがありまして。

 外壁材、AICAのジョリパッドを使ってたので、
 誰にも相談せずに、こっそり中道さんちを応募してたらですね、、、、、、。」

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「さ、さ、


 最優秀賞に選ばれてしまったみたいで、、、、、、。」



もーっ。

あまりに悪さした子供のように報告するもんだから、
何かと思って聞いてたんですけど、なんとまぁ、素晴らしい報告!!!!!

こんなコトってあるんですね〜。
ほーんとビックリっていうか、
こんなサプライズなら、いくらでも無断で大丈夫です。

おおいに無断で!!!

そんなホソダくんの大手柄によって、
昨年完成した「中道さんち」が大変大きな賞をいただくコトができました。

全国から300件以上の応募の中から選んでいただいた様で、
しかも、住宅から、お店から、ビルから様々の中から選んでいただいて、
ちょっと恐縮してしまうくらいの名誉ある賞。

そんな訳で、表彰式に行ってきました!


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AICAっていう会社は、普段あまり馴染みがないかも知れませんが、
総合建材メーカーさんで、いろんなビルから、お店から、住宅まで、
あらゆる仕上げ材料を販売されている会社です。

今回、僕たちは初めての応募でしたが、毎年、このコンテストは開催されています。


その中でも、ジョリパッドという塗り壁の材料を、実はニコでもこれまで
たーーくさんのお家で使わせていただいてきました。
半分以上は何かしら使っているんじゃないでしょうか?

そのくらい、僕たちにとっては、当たり前の様に使う建材なのですが、
今回の中道さんの家でも使用しています。


でも、同じ材料でも、色はさまざま。
いっつも悩みに悩んで
そのお家ごとに
いろんなお話をしながら決めていくんですけど、
中道さんちは、いろいろ話した結果、

「、、、、うーん、、、。

 茶色もいいねー。

でも、グレーも捨て難いですね、、、、。

でも、どっちでもない色がいいなぁ、、、、、。

茶色でもないし、グレーでもない。

でも、茶色でもあるし、グレーでもあるような、、、、、」


と、

そんな中道さんの相変わらずの、よく分からない要望だったので、


「もー。、、、、それって、チャレイってコトですよね??」



「そうそう、チャレイ!!!!


チャレイにしよう!!!!」



と、こんな、どーしようもないダジャレ大会で決まった色でした。

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そんなコトもありつつ、
見に来た人からは、

「、、、、この、何ともいえない色、何色ですか、、、、?

 しいていえば、カニ味噌みたいな、、、。カニ味噌色??」


という、とても美味しそうなよだれの出る様なネーミングを頂いたり、
何ともまぁ、いろんな意味で愛される中道さんちの外壁。


やっぱ、愛は写真でも伝わるもんですね〜。

きっと審査員の方々の視覚にも、味覚にも伝わったのでしょうね! カニ味噌風味が、、、、。


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と、


そんな訳で、
AICA施工例2016の、最終週賞に選ばれた中道さんち


ようやく今月号の商店建築にて公式発表していただきました。
これから、カタログとか広告とか、
いろんな媒体に使っていただくコトになりそうです!

羽ばたけチャレイ!!
きっとカニ味噌みたいだから、日本酒好きのお家にぴったりです!


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写真は、表彰式の時のものです。
審査委員長のインテリアデザインの大先生、橋本夕紀夫さんと。
橋本さんにも、とても嬉しい好評をいただきました!

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そして、一緒にジャンプしてるノリのいい女性は、
最近、いろんなところでご一緒させて頂く建築家、保坂猛さんの奥様の恵さんです。
僕は、保坂さんも好きだけど、奥様のファンなんですよね〜。

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橋本さんにしろ、保坂さんにしろ、
素敵な設計をされる人は、人柄もなんとも言えずみなさん素敵。

これは最近の気づきだなぁ、、、、。


そして、大切なコトであればある程、
ダジャレとオヤジギャクが、何より重要なのです!
posted by 西久保毅人 at 22:35| 2017年3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月18日

すてきなひとよい

あまりの整理不足をなんとかしないと、、、、と思って、
最近、ここ数年の完成したおうちの写真を一気に見返しています。

こういうのは集中集中、またサボると数年経っちゃうからね、、、、。

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そんな訳で、数年ぶりに本気で選別をしているのですが、
なかなかスムーズには進みません。


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「そんなの、あんたがやらなくてもいいんじゃない??」

って、誰かに相談するたんびに言われるんですけどね〜。

ひとまずは、ある程度は、自分でやりたいのです。

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整理してると、やっぱり選択にせまられて、
うーん、、、、どれを残そうかな、、、と思うのですが、
考えても時間がかかるので、直感でぽいぽいぽいぽい、っと
仕分けしていくんですが、だんだんだんだん厳選していくと、、、、、。

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うーん、、、、。
僕が選ぶと
なぜだか、あんまりケンチクの雑誌に載っているような写真は
残らなくて、そのお家ごとの、暮らしの出来事のようなものが
映った写真が最後に残っていきます。

まぁ、、、、、、しかたない。

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あー、こういう事が起こって欲しかったんだよなー、っていう事
なのかも知れません。
そして、これから設計させていただくお家でも、
こんなコトが起きたらいいなー、と思いながら。

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さて、この作業の欠点は、、、、というと、酔う、というコト。

何に酔うのかというと、、、、。

これまで頼んでいただいたご家族に、、、、、、です。


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まぁ、なんとまぁ、素敵な人たちや子供達に出会ってきたんだろう、、、、。
今回、一気に改めて見返してみて、あたらめて感無量。

贅沢な悩みだなぁ、、、、。


すてきなひとよい。



酔えば酔うほど、時間がかかるんですけど、、、、、、。
写真は、前川さんちでした!


こんな感じ。
posted by 西久保毅人 at 20:26| 2017年3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月06日

道具と背景

お引越しとともに運び込まれるたくさんの道具。


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役に立つものもあれば、役に立たないものもあるでしょう。

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もしかすると、
どっちかというと、役に立たないものの方が
多いかもしれない。

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そんな、その人の暮らしの道具たち。

その人らしいな、って思うものほど、
役に立たないものの方が多いような気がしますけど、
そういうモノほど、その人らしさが滲み出て、
僕はなんか惹かれます。

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きっと、
何かが染み込んでいるのでしょう。


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だから背景になるケンチクも、
何かが染み込みそうなものの方が、やっぱりしっくりきます。

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雨の日の地面のように。

                                @田口さんのおうち。
posted by 西久保毅人 at 20:51| 2017年3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月01日

何者でもない時間

小学生が終わると、いろんなコトが3年刻みになってあっという間。


そんな訳で、先日リンタロもようやく高校受験がひと段落したと同時に
もう中学生も終りです。
こないだノノが高校受験してたと思うんですけどね、、、、、
そして来年は、ノノが大学受験。(行けば、、、、)

さて、そんな訳で、子供達がそういう時期だから、
自分のコトを思い返したりするんですが、
はっきりと自分が、「中学生である」とか「高校生である」っていう
時間の間に、「何者でもない時間」、っていうのがあった気がします。

正式には、どこかに属しているんだけど、
気分的な話。


それが、ちょうど今の、受験が終わった中3の3月頃の時期。
結果はまだですが、リンタロも試験が終わった瞬間に、
その「何者でもない時間」に入ったもよう。


ちょうどそんな夜、
めったにこんな話しないのに、
「パパはいつからケンチクだったのー?」
と聞かれました。

うーん、困るね、そういう質問。。。。


結果的に、こういう仕事をしていますが、
スポーツ選手になる、とか歌手になる、お医者さんになるっていう程に
子供の時から目指した訳ではありませんし、
子供の時から、広告の間取りが好きだった、っていうわかりやすい記憶もありません。
親戚に大工もいなければ、
親は銀行員だし、親戚も割と文系の仕事。
職人さんとか、どっちかというと怖かったし、、、、。
美術の授業なんかも、ぜんぜん好きではありませんでした。
好きではない、っていうか、
圧倒的に上手い友達が数人周りにいたからなー。

しかも、田舎特有の、文化部は敵、っていう考え方だったので
タチが悪い。
ケンチクに向かう周辺要素、ゼロでした。

でも、忘れられないひとつのポイントがあって、
ちょうど高校生の頃、
時間があるたんびに、卒業した中学の保健室に遊びにいってて、、、、。
なんで保健室かっていうと、中学の美術の時間とかは、ほとんどサボって保健室にいたので(笑)、
保健の園田先生に仲良くしてもらっててですね、、、。
なんかあるたんびに、保健室に報告に行ってたんですけど、、、、中学の。。。。

高校生のある時、
ふらりと帰り道に保健室に行った時のコト、
なんでそういう話になったのかは覚えてないんですけど、

「たけちゃんマンは、大学は建築に行ったらよかよ。」

って園田先生の何気ない一言。


そもそも大学に行くっていうイメージがあんまりなかったので、
どういう学部があるとか、そういうのもあんまり知らなかったんですが、
その時に、はじめて建築学科、っていう名前を聞いたような気がします。
入って何をするのかも、よく分からないままですけど、、、。


人に聞かれるたんびに、いろいろ答えてきて、
それぞれ本当ではあるんですけど、
さてさて何が始まりか?
っていうと、実はこれが始まり。


園田先生が何を思って言ったのかは、さっぱり分からないんですけど、
なんか、あの日の事は、覚えてるんですよね〜。


それからも、いろんな人に出会って、
そのたんびにフラフラしつつも、今があります。



さて、子供達はどうなるんだろうなぁ、、、、、。

そんなコトが最近はリアルになってきて、漠然とした楽しみでもあります。
どれだけ時間がかかっても
あと10年もしないうちに、子供達が社会に出てきます。

てコトは、職業はともかく
同じ社会という土俵に子供達と立つ、ってコトだよなぁ、、、、、。
きっと、意外とあっという間。

それまでにまだまだ勉強するコトたくさんあるなーっ、やばいやばい。。。


と、子供達の成長の春に、
ムダに焦る今日この頃でありました!


、、、、ていう、リンタロの合格発表の、前の日の夜なう(笑)。

いい保健室の先生に出会えればいいけど、、、、。
posted by 西久保毅人 at 22:11| 2017年3月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月21日

いちたすいちは?

20代の頃、よく出入りしていた幼稚園に久しぶりに遊びに行った。
「よく出入りしていた幼稚園」がある大人も、あんまりいないかも知れないけれど。。。。

久しぶりにうかがって、当時、園長の佳子先生に受けた影響が、
間接的にニコの原点になってるなぁ、、、とつくづく思いつつ、ぼんやり過ごした。

最近ではドキュメンタリー映画として紹介されたりもしているちょっと有名な幼稚園だ。
予告編だけでもちょっと感動的。
http://www.kazeoegaku.com/message/

相変わらずとても素晴らしいなーと思うと同時に、20代の頃と違うのは、
こういう環境がもっともっと世の中に広がればいいのに、、、、って思う事だ。

佳子先生も言っていたけれど、幼稚園の数年だけでこんな環境が終わるのは、
もったいない。すがたかたちは違っても、つなげる事はできるんじゃないかと僕は思う。

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僕の最初の建築の現場は保育園だった。

体験として幼稚園しか知らなかった僕は、
実はちょっと保育園、っていう場所に最初偏見があったのだけど、
その保育園と出会って、考えが一変した。

設立当時、太陽の子保育園という名前だった現うらら保育園は、
実は、園長である鈴木玲子さんが、自分の子供のために作った保育園だった。
いまから40年前くらいだろうか。
まだいまほど保育環境も整っていなかった時代。
ただでさえ、保育園が少ない中、
少し障害のあった玲子さんのお子さんを預かってくれる保育園は一つもなかったそうだ。

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そこで、玲子さんは、自分の子供のために保育園を作った。
場所は自分の家。

それが太陽の子保育園のはじまりだ。


一般的には、保育園に自分の子供を預けてはいけないらしい。
だから、僕の子供たちを預かってくれた素敵な保母さんたちも、
いつも別の保育園に自分の子をお迎えに行っていたのを覚えている。

それは、なんかおかしいなぁ、、、って僕はいつも思うんだけど、
どうも世の中、それが普通らしい。

でも、太陽の子保育園はその普通が違った。
玲子さんが自分の子供のために作った保育園だから、
働く保母さんたちも、自分の子供は自分の園に預けるのが当たり前。
だから、保母さんたちも、代わる代わる出産して、
職場復帰の度に、自分の子供が自分の職場に入園してくるのだ。

「貧乏長屋の子だくさん」

それがこの保育園の明るいキャッチフレーズだった。
そのすがたは、とても自然だったから、
なんで世間ではダメなんだろう、、、、っていうのが僕には未だに不思議なのだ。


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20代の頃、
佳子先生と、仕事をさぼっては、いろんな保育環境を見学に行った。
幼稚園、保育園。
素晴らしい教育や環境がいろんな場所で、いろんなかたちであった。
どっちも素敵なんだけど、この二つは実はそんなに仲は良くないのだな、
という事も、その時に分かった。

幼稚園は、有名でお上品な幼稚園になればなる程に、基本理念は、
「子供はできるだけお母さんのそばに。」
である事が多い。そしてそういう理念の人が、そういう世界のトップにいる。

かたや、保育園は、働くお母さんの代わりをする場所だ。
まぁ、相容れないのは分からないでもないけれど、それは大人が相容れない、だけであって
子供達にとっては、素敵な場所であれば、どっちでも同じなのに、と僕は思っていた。

同じ子供の環境であるはずなのに、なんでそのちょっとした「あたりまえ」が
埋められないのだろうか?


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さて、今日の新聞でも、今年の保育園の待機児童が大きく取り上げられていた。
いま始まった事でもなく、僕の子供たちの時も、問題は同じだった。
僕の子どもたちは、親の驚愕的な収入の少なさのおかげで、
3人とも無事に保育園に行く事はできたけれども。。。。

かたや、最近では、近隣住民の反対によって、保育園の建設がストップするという事も
並行して起きている。

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「子供の声がうるさいから反対なんて、アホじゃないの。」
って僕は思うけど、問題はそれだけでもないらしい。
たいてい、公園が保育園の敷地候補に上がりがちだけど、
そうすると、今度は、小学生とかが遊ぶ場所である公園がなくなってしまう、という事も
問題というのだ。確かにうちの子達も、数少ない公園を今日は、ここ、明日はここ、と友達と
ハシゴして遊びまわっているらしい。ただでさえ少ないから、そういう場所がなくなると、
家で引きこもってゲームとかしかする事がなくなってしまう、という事で、
小学生の親からすると、公園に保育園は、都会ではそのまま遊び場の消滅につながる。
事情はわかるが反対、という事みたいだ。
なるほどね、、、、まあ少し分かる。

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じゃぁ、って思う。

保育園と、公園が合体したような場所を作ればいいじゃん。

保育園でもあり、誰でも遊びに来れる公園でもあるような、、、、そんな場所。

保育園にも、多少、近所の子達が混じる事も起こるだろう。
公園にも、保育園の子が脱走してくる事もあるだろう。
でも、混じる事で起こる楽しさや意外性の方が、きっと魅力的なのではないだろうか?


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うちは幼稚園ですから、、、とか保育園ですから、、、、とか公園とはね、、、
とかいう枠組みを外して、混ぜてみる事。
どっちかの声で決まるのではなくて、同時解決してみせようじゃないか、っていう
事をしてみたいと思う。
だって、どっちも大事なんだから。

方法はまだ分からないけれど、
同時に存在する、その素晴らしい世界だけは、僕には手に取るように見える。

ただそれだけに向かえばいい。


と、
そんな訳で、将来保育園になっても、幼稚園になっても、
公園になっても、助産院になっても、児童館になってもいいような小さなおうちを
僕はひたすら作り続けている。

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大は小を兼ねるというけれど、
小もたくさん点在すれば、きっと大に負けないのだ!


ただただ積み上げた経験と想いが、
時を超えた吉坂隆正の言葉と、すぅーっ とつながる。


血は争えない、というコトかもなぁ、、、。
posted by 西久保毅人 at 17:26| 2017.2月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月14日

廃墟遊戯

先日、上棟式を迎えた小田原さんの家は、
商店街のど真ん中に立つお家です。

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最初に敷地のそばのご自宅に伺った時、
お子さんが近所の子供達と道路にチョークで落書きして遊んでいました。

街に住む、っていってもいろんな街との関わり方があると
思うんですが、そんな昭和な子供達をまだまだ受け入れてくれる
大らかな街。

それが実は第一印象でもありました。

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メインの駅からちょっと離れているっていうのもいいんでしょう。
その割に商店街は賑わっていて、チェーン店がほぼないっていうのも
素敵なところでした。

駅前の商店街は、どこもそうですが、たいていせかせかしていて、
駅を利用する大人のための飲食店が並びます。裏手にもお店が並んでいるので、
どこか子供たちを拒絶しているようなところがあります。
生活に密着してない感が強いのかな。

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でも、ここの商店街は、裏はすぐに住宅街なので、
商店街と生活が、程よく交わっっていて、子供達がいる風景が、
なんだか似合います。


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きっと飲み屋だって、家族でくるお客さんも多いんでしょう。
大人の脇で、子供達がゴロゴロしていても、
なんだか自然に家族ぐるみで受け入れてくれるような、
そんな雰囲気がある街。
古くから続いているお店が多いのも特徴です。

金物屋さん、文房具屋さん、時計屋さん、味噌屋さん。。。。。

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ただやっぱり、他の街の商店街同様、
古いお店は後を継ぐ人がいるかどうかが、やっぱり要。

店主の高齢化と共に、お店をたたむ決断を強いられるところも多そうで、
それはそれで、仕方ないところもあるんでしょうけど、
なんか、違和感を覚えるのは、そういう跡地には必ずと言っていいほど、
商店街とはなんのつながりもない、マンションやアパートが
突如として建つことです。


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いやいや、人が住むことはとても素敵なコトだと思うんですけど、
そして、
商店街に人が住むコトは、とても素敵なコトなんですけど、、、、。
1階まで全部道路に閉ざしたマンション、
っていうのは、いかがなものか、、、、って思うのです。

だって、商店街の1階は、
街に開いてなんぼ、だと思いますし、
特に商店街は、連なっている、というコトが何より大事なコトです。

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アホな不動産屋にそそのかされて、
まあいっか、ウチくらい、、、、、っていう感じなんでしょうけれど。。。。


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商店街って、全体として、どこか生き物みたいなものだと僕は思います。

僕は、あんまり街並みが崩れるとか、美しい街並みとかには、
正直、ぜんぜん興味がないんですけど、
生き物は、殺してはいけない、って思うのです。

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商店街って、連なっているコトが、唯一の生命線の生き物です。

たとえば、10件のお店が連なっているとして、
1件だけがシャッターが閉じたままだとします。

たかだか1/10なんですけど、商店街にとっては、その1/10が
1/3くらいに影響力が大きいんじゃないか、って僕は思うのです。

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そのくらいに、連なっているかどうかで、
活気も、魅力も、半減してしまう。

そういう意味で、
生きて連なっているようだ、という意味では、音楽にも似ているかも知れない。

音符が飛ぶだけならまだしも、
一音間違えるだけで、曲が台無しになってしまうような、、、。


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いやいや、極端にいえば、間違えたって、きっと大丈夫なのだ。

どういう音楽を奏でたい、楽しみたい、参加したいのだっていう気持ちさえ、音に乗っていれば。。。。

と僕は思う。


そういう意味では、
商店街に住む、っていうのは、
皆で音楽を楽しむコト、音楽隊に参加するコトに似てるのかも知れません。




さて。。。。。

とはいえ、僕は楽器を演奏するコトもできなければ、
歌もうまくは歌えない。

でも、音楽が好きな気持ちは、この街の音楽を盛り上げたい気持ちは、誰よりもあります。

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じゃあ、、、、、、、、、踊るか?







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たぶん、小田原さんちは、そんな家。

いや、最初は、手拍子だけだっていい。
とにかく、とにかくつなげていくのだ!



さてさてさてさて、、、、、。

なんの話からだったか、
酔っ払ってよく覚えていないけれど、

「、、、、そもそもさぁ、、、、

佐賀みたいな辺鄙な県の出身で、あんまり喋らないくせに酒だけ強いだろ。
西久保さんに頼んだ理由なんて、、、、、、


所詮、それだけですよ、そ、れ、だ、け。」


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ははは。
かたや、札幌の辺鄙な街代表の小田原さん。

こういうつながりこそが、ほんとに嬉しいなぁ、、、って思います!!!!



商店街に産まれる街のピロティーが、
この街の音楽と一つなりますように。。。。。

完成が楽しみです!
posted by 西久保毅人 at 19:50| 2017.2月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月08日

石の上にも43年

いつも急ですが、
高円寺にある、座・高円寺にて、
今週いっぱい、友人の芝居がやってます。

作、演出 中津留章仁 「たわけ者の血潮」

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前にも書きましたが、中津留は、大学の同級生。
ここ数年、演劇界では、ちょっとした存在らしい。



約20年前。
なぜだか、この年の僕の研究室は、「ケンチク以外」のコトに
一生懸命な仲間が多くて、まさに逆ゴールデンエイジ、っていう感じだったんですが、
中津留もその一人。


想いばかりが溢れつつ、結果まともに就職もせず、
要は、30過ぎてもなかなか食えない、、、、って意味での、逆ゴールデンエイジ。


忘れられないなぁ、、、、、。


ちょうど4年生になる頃、、、、、。
就職とか、進学のために学年の成績表が公表されたんですが、
僕も含めて、この逆ゴールデンな仲間達5、6人は、
成績表をめくってもめくっても、名前が出て来なくって、、、、、。

学年で180人中、
最後のページの150番から180番のページにみんなずらりといたのが、
おかしくて忘れられません。。。。。

そりゃそうだよなぁ、、、。
とりあえず、ただトウキョウに来たかっただけだったんだから。
そんな佐賀県代表 西久保。  大分県代表 中津留。



最近、「何者」っていう映画がありましたが、



まだ、何者にもなれそうにない、、、、。

予感のみじんすら、、、ない。

そんな時期でした。



30歳半ばまで、ほーんと小さな小さな劇場からしかお知らせが来なかった
中津留ですが、
ここ数年、本多劇場やら、紀伊国屋ホールやら、座・高円寺やら。。。。


有名な劇場ばかり。
すごいね、ほーんと!!!!



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今思えば、そんなすぐに「何者か」になれる訳ないよね。


そして、同じ自営業として、時々考えるのは、
何かに「なる、なれる」っていう言い方そのものが、実は違うかなぁ、、、って
思うのです。


今では、劇作家として期待されるような存在らしい中津留


でも、彼は劇作家になった、訳じゃなくって、
何ものでもない、ただの石の上に、
ただ43年間、「残った」だけなんじゃないだろうか?


トウキョウのど真ん中で、
大分県産の石の上に、ただただひたすらに
立ち続けようとしているだけなんじゃないだろうか?



そんな風に思うのです。



さてさて、そんな訳で、ニコの若者達は、
中津留からお知らせが来ると、
半ば強制的に、中津留の芝居を観に連れて行かれます。


年に数回の、ニコ唯一の文化の日。
、、、、、、あとは、飲み会しかないですから、、、、。


今回も楽しみです。
もし、興味のある方は、ぜひぜひご観覧ください。
むかし1000円だったチケットも、、、、、、今では4000円ですけどね〜(笑)

posted by 西久保毅人 at 19:46| 2017.2月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする