2017年07月13日

徘徊老人

約束というのが、嫌いだ。


、、、、っていうと、元も子もないのですが、
仕事の約束はね、、、、、できるだけ守ろうと努力はするのですが、
その反動からか、
仕事が終わったが最後、
完成したおうちにうかがう時は、、、、、ほぼ突然です。

「、、、、、ほんとに、アポなしで来るんですね、、、、。」

と、
時々、迷惑そうな反応もいただくのですが、
あまり懲りずに、相変わらず、突然ピンポーン、としてしまいます。


仕事の帰り道での途中下車。
ぽかーんと開いた週末の午後、
子供の試合で、思いがけず近くに行った時。


まぁ、そんな感じなので、
会えないコトも多いんですが、
、、、、、そりゃそうですが、

ぽかーんと放り出されたように

「良かったなぁ、、、まだ建ってて。」

って思いながら、大事に住んでいただいている様子を想像する時間も
嫌いではありません。


まぁ、そんなコトするのは僕くらいだろう、って思われがちなんですが、
実は、ニコにも時々、
突然、そういうお客さんがいらっしゃいます。

、、、、、まぁ、人んちに突然押しかけるのと、設計事務所に行くのは、
根本的にちがう、、、、って言われそうですけど(汗)、、、、ね。

それは
前にお家を作らせていただいた方だったり、
工務店さんだったり、、、、と
いろいろですが、

突然、予期せぬタイミングで

「えっとー、、、、近くに寄ったんで、、、。」

って、事務所を覗いていただいた時は、
もう、なんというか、、、、、

僕はとっても嬉しいのです。


そうそう、しかもニコは、雑居ビルの5階ですから、
しかも階段で登った5階ですから、

「もう、、、誰もいなかったら、どうするつもりだったんだろう?」

っても、時々思うんですが、
だから、なおさら嬉しくなっちゃうのです。


なんていうか、、、、、
そういう事務所だと思っていただいて嬉しいなー、っていう一言に尽きますね。


長く仕事をしていると、

設計が気に入ってもらえたとか、
ご依頼があったとか、
現場がスムーズだとか、
見積があったとか、
取材をしてもらえたとか、
賞をいただいたとか、、、、、

嬉しいコトってたくさんあるんですけど、


「そうだ、今日は近いし、ヒマだし、ニコさん寄ってみよう!」


って思っていただける事務所なのだ、っていうのがですね、
何よりも嬉しいコトだなぁ、、、、って思うのです。

、、、、、、、僕は、ですけど。。。。


だから、最近、事務所も手狭になってきて、
スタッフのコトを考えると、もう少し広い事務所の方が
たくさんいれていいんだろうなぁ、、、っても思うんですけどね、、、、

そういうぶらっと寄ってくれる突然のお客さんが
いらっしゃる度に、

「うーん、やっぱりこの場所かなぁ、、、。」

と、駅から近いのだけが取り柄のこの場所からは、
なかなか動けない今日この頃なのでした。


きっと、僕みたいなタイプが、徘徊老人になるんだろうなぁ、、、、、。


あっ、

そうそう、


そろそろ始まるかもー??  ですよ!

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突然行ってもいい場所が。。。。

乞うご期待!
posted by 西久保毅人 at 19:50| 2017.7月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月05日

不連続なのに、なんだか連続しているような、、、、。

最近のニコは、なんだかちょっと不思議なコトになっています。

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ちょうど2週間くらい前から、
フランス人のマリオンと、台湾人のニコちゃんが、
インターンに来始めて、なんだか急に国際的なニコ設計室。

今年も前半は、九州や関西から学生が来てたんですけど、
外国人が来るのは初めてです。

、、、、、まぁ、今では僕もあいさつは、「ボンジュール」ですけどね!


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とはいえ、最初はきっとお互いに緊張してたような気がしますが、
やっぱり、言葉よりも「食べもの」が世界を繋ぐのだなぁ、、、、。

一緒にいっぱいご飯を食べて、今ではすっかり皆と打ち解けた模様。
何よりマリオンは日本人以上に日本食党だし、ニコちゃんの中華は、超本格的ですしね。

そして、一緒に仕事をしてみると、二人とも、
実は、イマドキの日本人の学生なんかより、よっぽど根性も主張もあるなぁ、、、
と思います。

何より
文化背景が「違う」っていうコトが日々、楽しくて、面白い。


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でも、どんなに違っても、きっと
「食べもの」がそうであるように、

きっと「かたち」や「空間」や「気持ちよさ」も、言葉を越えていくもの。
生まれた場所の文化を越えて、ほんとに建築が一緒に作れたら、
それはそれは素晴らしいなぁ、、、、って思います。


そもそもがニコに来るなんて、
まぁ、よっぽどの変わりものなんでしょうしねー。。。。


と、そんなコトを思いつつ、
同時に、ちょっと不思議な縁を感じたりもしています。

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彼女たちは、知らなかったのですけど、
実は、僕の前職の象設計集団が、過去に唯一仕事をした国というのが、
台湾とフランスなのです。

アメリカでも、韓国でも、中国でも、イタリアでも、スペインでも、、、なく、
台湾とフランス。


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正直、昔のコトはどうでもいいコトと言えば、そうなんですけど、
なんだか、不思議な縁を感じずにはいられません。

意識してなくても、なんか、にじみ出ているんでしょうかね??

体臭みたいに、、、、。



、、、、、とそんな訳で、
ただでさえ狭い事務所にぎゅうぎゅう詰になりつつあるんですけど、
仲間がどんどん増えていくっていうのは、楽しいコト、、、、。

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まぁ、そもそもは春頃から下の階に大工の三太郎くんが時々、
寝泊まりし始めたあたりから、なんかの兆しはあったのかも知れません。

これも太田代さんちの現場で出会った縁だしなぁ、、、、、

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、、、、うーむ。
しかし、愛知県の縁だけは、思いつかない、、、、、。

スラムダンクの「愛知の星」くらいしか、、、、。

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と、思ってたら、
昨日今日は、
高知県と福岡から、来たいという希望者が、、、、、。

もう、こうなったら、せっかくだし何人までいれるか、チャレンジだな。。。。
炊飯器も、もう5合炊きじゃ足りなそう、、、、。


しかし、、、、、、、。

ほーんと、逆に
都会の若者には、人気ないなぁ、、、、、。



それも僕の佐賀県臭がにじみ出ているからでしょうか、、、、、ね。

posted by 西久保毅人 at 18:48| 2017.7月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月03日

トリガー

人それぞれに、いろんなトリガーがあるのだと思うのですが、
僕の場合は、それは現場だなぁ、、、とつくづく思います。


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写真は、横浜の向こうに海を見渡す場所で工事中の
加藤さんのおうち。

「ロケーションがいいから、設計はまぁまぁでも、、、、、」

っていうくらいに、いい眺めの場所なんですけど、
上棟後、いろいろ壁が張られ始めた現場に行って

「うわーっ、木の彫刻みたーいっ!!!」

って、素直に感激しました!

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、、、、、、って、
その感想、新入社員じゃあるまいし、何回めの現場だよ、、、、って
自分でもおかしくなっちゃうんですけど、
もう、100回近く、こういう現場に立ち会ってきたはずなのに、
やっぱり、

「うわーっ、木の彫刻みたーいっ!!!」


って率直に思いました。


だってかっこいいからね!


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と同時に、

「このままでいいじゃん。

 窓もつけない方が、いいんじゃない??」

と、いつもの、このままでいいじゃん病が発病しつつ、

同時に、

「もっとこうしたい、ああしたい。」


っていう妄想が次々と溢れてきて止まりません。
40半ばの、いいおじさんですけど、、、、。


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そう。

やっぱり未だに、
現場が、僕にとっての「言葉やアイディアが溢れる」トリガーなのだなぁ、、、。

机の上で考えるコトなんて、
たかが知れてる。

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それは、裏を返すと、
僕が著しく想像力が欠落しているコトの表れだとも思うし、
現場の職人さんたちからすると、

「何をいまさら?? あんたたち、設計したんでしょ??」

って思われちゃいそうですけど、
そりゃそうだけど、感動するんだから、仕方ないじゃん、、、。

模型はモケイ。図面は、ズメン。現場はゲンバ。
昨日は、キノウ。今日は、キョウ。

て思いますし、、、、、、、。


まぁ、良く言えば、
いまだに、そんなトリガーがあるコトを
幸せにも思うのです。

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あーでもない、こーでもないと、
仕事であるコトを忘れて思えるコト。

作られていく現物を目の前にして、話し合えるコト。

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あんまり言うと、

「、、、ニシクボさん、もう現場来ないでください、、。」

って言われるので、最近は、控えめに
コソッ、って言うようにしてますが。。。。。


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、、、、、、と、そんな訳で、
おそらく明日の朝には、加藤さんから、

「ですよねー!

 僕も、窓ない方がいいって、ホントは思ってたんです。
 でもなかなか言い出せなくて、、、、。

 仕上げも、今くらいの現場感がいいなぁ、、、。。

 変更、、、、、まだ間に合いますかねぇ、、、、、。」



って連絡が来るはずだと思うんですけど、、、、。
posted by 西久保毅人 at 20:50| 2017.7月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月25日

ギリギリオダギリくん

最近、プログもなかなか更新せず、、、、、ですが、
春からのニコはいろんなインターンの人や就活の子が出入りして
いつもに増して賑やかです。


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その中でも、ひときわ動機が変わってるのが、オダギリくん。
彼はキャリアもある、立派な一級建築士なんですけど、

実は、オダギリ君が初めてニコに来たのは、3年くらい前の前川さんちのオープンハウスの
時のコト。

「オープンハウス参加してもいいですかー?」

と突然、愛知県から連絡をくれたのです。

「まぁ、、、、言っても、一回だけだろうな。。。」

って思ってたのですが、
それ以降、
結構な頻度で、オープンハウスに来てくれてました。

愛知県から。

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そしてこの春、ちょうど小田原さんちのオープンハウスの頃。

「、、、、実は、近々、愛知で独立を考えてるんですけど、
その前に、ニコさんでちょっと働きたいんですけど、、、、。」

とのコト。

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「変わった子だなぁ、、、。」

と思いつつ、面白そうなので、5月から来てもらっています。

せっかく遠くから来たので、、、、、というのもあり、
ニコは、頼めるっ、ってなったら、人使いが荒いので、
オープンハウスにも、飲み会にも、上棟式にも、雑誌の取材にも、点検にも、配筋検査にも、、、、。



ありとあらゆるコトに立ち合わせれているオダギリ君。
もうご存知の方も多いかと思いますが、
すごいなぁ、、、と思うのは、その馴染みっぷり。


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まぁ、思い起こせば、
一番最初の前川さんちでも、初対面のくせに、
飲み会まで参加して帰ったあたりから、どうも怪しかったのですが、
小田原さんちのオープンハウスの夜は、小田原さんちに泊まって帰り、
若井さんちの1年点検では、ふっと気づくと、奥さんとお友達のように盛り上がり、
最近では、牛島さんのお株を奪い、大抵の夜ご飯は、
オダギリシェフ。



そう、今では、オダギリ君に餌付けされつつある、、、、ニコ設計室です。


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さてさて、こんなにこき使われて、
彼のジンセイの役に立つのかは、、、、、、、、、
さっぱりわかりませんが、
人の縁、っていうのは面白いなぁ、、、、、って思いますね。


そして、ケンチクも同じだけど、
開くコト、受け入れるコト、さしだすコト。
縁がつながるコト。


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それはあたかも失うコトのようだけれど、
そのコトで広がったり、もらったり、つながったり、、、、、
そんなハッピーなコトの方が、圧倒的に多いのだなぁ、、、とつくづく思います。

ケンチクも、人の輪も、おんなじですね!


そんな訳で、愛知県に持って帰れるものがあれば、いくらでも自由に!

っていう、さらにまたこき使う、、、、、、、、体のいい言い訳です。(笑)
posted by 西久保毅人 at 19:50| 2017.6月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月13日

壊して作るというコト

いよいよ工事の始まる池田さんの家。


先日、工事契約にご自宅にうかがったら、
おうちの壁に、新しいおうちの図面が壁中に貼ってありました。


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新鮮だったのは、最初の頃の図面と最新の図面を並べてあったので、
どう変化してきたかが、一目瞭然だったコト。

とはいえ、池田さんちは、あんまり変わらなかった方ですけどね、、、。

それでも、意外とこういう風に初期のものと最終系を並べて見るって、
案外しないので、それがとても新鮮でした!

なんていうか、
それまでのお打ち合わせの経緯が、ぱぁーっと浮かび上がってくるみたいな。。。。

そうそう、例えると、まぁ、、、、
記憶を失った状態で、デスノートを触ると記憶が戻るときみたいに、、、、、、です(笑)

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極端にいうと、そのくらいに、
設計期間中に僕の記憶は更新され続けているのですけど、
でも、
プランを受け取った側は、きっとそうではないんだろうなぁ、、、っても思いました。

そういう意味では、設計っていうのは、
プランが変わる度に、頭の中を組み立て直すような、
一度設定を壊して何度も作るような、
そんな作業なのかもなぁ、、、、、。

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それとは別に
感慨深かったのは、その図面たちが、
これから壊すおうちの壁に貼っていただいていたコト。

そうそう、池田さんちは建て替えなので、
何十年も住んできたおうちを壊して作ります。
だから、もう何日か後には、このおうちはなくなっちゃうんですけど、
あぁ、なんか、このおうちの「続き」のような家になるといなぁ、、、と
いつも思います。

それは、池田さんちに限らないコトで、いっつも思うコトなんですけど、
新しいおうちでも、今の暮らしが、連続していくといいな〜。

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そういう意味で、
相変わらず僕が、いわゆる建築家と呼ばれる人たちとなんか違うのは、
僕は、あんまり自分が描いたコトにはそんなに執着しないけれど、
目にしたその場の暮らしや、空気っていうか、、、、、
その中に入るコトになる人やものが、新しい場所でも、ちゃんと生き生きとしてくれたら
いいな、と思うトコなのだろうなぁ、、、、、と今更ながら思うのです。

うーん、
建築家以外の名前があればいいのにー。


さてさて、この空き地の写真は、
設計中の麻生さんち。

ここにも実は、こないだまで家が建っていて、
池田さんちみたいに、麻生さんたちが住んでたわけじゃないですけど、
新しいおうちを作るために、壊したばっかりの土地。


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新しいものを作るっていうのは、
何かを壊して成り立つコトでもある。

それは、形あるものである時もあるけれど、
形ないものであるコトも多い。


どっちであっても、

「壊したからにはっ!」

っていつも思う。


そして、かたちに出来ないものが、
生き物のように連続していきますように。。。
posted by 西久保毅人 at 20:48| 2017.6月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月01日

はじまりのおわりの終わりについて

僕は、プロのスポーツよりも、どっちかって言うと、
学生スポーツの方が好きです。

なんでかなぁ、、、。
それは確実なチームとしての終わりがあるから、かも知れません。

2度と揃うコトのないチームであるコト。
だからこそのドラマがあり、儚さがあり。


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チームが強かろうと、弱かろうと、
約2年ちょっとの期間、
子供によっては、ありとあらゆるものを犠牲にして進む、
または進むコトのできる、学生スポーツ。

でも、負けたら最後、次の日からは強制的に引退させれれるっていう。。。。

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そして、その気概や、努力や実力がどれだけであろうと、
その結果は、良くも悪くもそれとは比例しないのも、
学生スポーツでしょう。

しかも、若者たちは、
ほーんとに、2週間くらいで別人のように変身したりもします。

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実は、中学まで選手だったノノは、高校からは、
もう、、、、、。
コトもあろうか、「男子バスマネージャー」になるコトを選びました。

、、、、もーーーー。

親としては、意味わからん、、、、っていう選択。

そもそもさぁ、、、、、、。

マネージャーなんてやられたら、親としては応援しに行けねーじゃん。。。。。

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、、、、、っていうのが、まぁ親心。


と、そんな訳で、
結局、一回も見に行かずじまいで、

「あぁーあ。つーーまーーんなーーーーーい。」

っていう、感じだったのです。

でも、超、真面目な部活だったようで、
マネも、ほぼ、3年間、週末も休みなく、部活に出かけておりました。


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さて、いよいよノノも3年生になり、最後の大会が近づいてきた頃。


「あのさぁ、、パパ、写真撮りに来てよ。」。


とのコト。


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内心、

「なーんで、高校生にもなって、しかもマネージャーやってる父親が
 しかも、脇毛ボーボーの男子バスケの応援なんか、、、、。
 一人も知らないし、、、、。」

って思いつつも、駆け付けた最後の大会。

ほーんと、
正直いうと最初は、名前も顔も分からない、脇毛男子の試合、
あんまり面白くなかったんですよね〜。

ノノが言うほど、強くないし、、、、。


やっぱさ、学生の応援は、自分の子供がプレーしてなんぼでしょ、、、、。


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まぁ、そんな感じだったんですけど、
3回くらい見ると、赤の他人だった彼らが、なんだか可愛く思えてきてですね、、、、。
いやぁ、なんだかんだみんなまだ高校生で、
顔もまだ、子供みたいで、、、、。


でも、やっぱり、ぎゅって、集中した時に見せてくれる彼らのプレーは、
とてもキラキラしていました。

よーやく、少しだけ選手の見分けもついて、勝ち進めばいいな、って思い始めたつい先日。
終わりの日は、突然やってきました。

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最後の大会。
磐石で望めるチーム。そうでないチーム。

それは、いつもそうですが、努力や実力の差ではないんだよなぁ、、、、。

チームは2回戦まで危なげなく勝ち進み、
僕が見たって、このまま勝ち進んじゃうかもーって思えた3回戦。

少し前に、ノノに

「このチーム、上手い子いっぱいいるけど、ジャーマネから見て、
 この子がチームの要、っていう子は、何番???」

って聞いたんですが、

「5番、5番。かれが中心。いないとゲームにならない。」

と、そんなコトを聞いてたばかりだったんですけど、、、、。

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なんと、
そのエースの5番の子が、前日に怪我で出場できなくなるというトラブルからのスタートでした。

それでも、前半までは、ほぼ互角でわたり合えていたのですが、
後半早々、今度は、これもまた、大黒柱のセンターの子が、
接触プレーで、負傷退場、、、、、。

下がっている間に、ここぞとばかりに点差をつけられてしまいました。


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最終ピリオド、残り3分。20点以上の差。


これは、時間が決まっているスポーツの、残酷なところでもあるのだと
思うのですが、ある瞬間、まだゲームは終わっていなくても、
「負け」を受け入れないといけない瞬間が、時折訪れます。

そういえば、これまで子供達の最後の試合、っていうのに何度か立ち会ってきたんですが、
幸運にも、どの試合も、最後は接戦で負ける試合だったので、こういう気持ちになったのは
初めてだったなぁ、、、、。



残り3分。

いよいよ、足をひきずったエースの5番の子がコートに入りました。
監督としては、
その決断は、意図していようといまいとも、
まだ試合は終わっていないけれども、

「負けるんだぞ。高校生活、最後の3分だ。」

と、コートに伝えるサインであるコトは、僕から見ても分かりました。

「これが、高校生活、最後の3分だ。」


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それまでの試合では、一番、コートを駆け回り、
ゲームを組み立てていた選手です。

結果、僕のカメラにも、彼の写真がいっぱい残っていたのですが、
この試合では、一枚もありません。

コートに入っても、全力で走るコトも、飛ぶコトもできないのが、
もう明らかでした。

悔しかっただろうなぁ、、、、。

高校生活の最後。
舞台にも立てずに、こんな風に終わるなんて、
想像すらしてなかっただろうなぁ、、、。

そして、こんな状況、
受け止めるコトだって難しいに違いない。

でも、無残にも針の進むスポーツ。
受け止められようがいまいが、時間は過ぎていく。


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僕たちもそうだったように、
青春時代は、その一瞬が、
いつも最後だと、人生の最後かのように信じていた。

だから、一瞬一瞬が、人を成長させるのだろう。

リンタロ達を見てた時も思ったけど、
ちょっとしたきっかけで、彼らは一週間後には、別人のように変化していく。
あたかも、大人とは、別の世界で時間を過ごしているようだ。

ホントに精神と時の部屋が彼らにはあるんじゃないだろうか?


写真のコトは、いまだによく分からないけれど、
たかだか無名校の地区予選の3回戦なのに、
レンズを覗きながら、我を忘れてドキドキが止まらなくなる自分がいる。



本気で負けたらこれで終わりだ、と思って駆け回る
彼らはホントにキラキラしていて、
もっともっと見ていたい、っていう思いで、シャッターを押し続ける。


でも本当は、これからまた何度でも。


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何度でも始まるコトができるんだよ!!!!
と思いながら。
posted by 西久保毅人 at 18:42| 2017.6月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月30日

大もり〜!!!

ほーんと、この季節は、
緑が綺麗で、、、、、


って思って、もりもりもりもり書いた前回。


先日、近くに寄ったついでに
ぶらっと
モーリアさんのおうちを通りがかってみたんですけど、、、。


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すご〜〜〜〜い!!!!

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大もり!!!!

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旗ざお敷地の歩く部分だけ、最小限の細〜い道を
くねくねっと作らせてもらったんですけど、
そのせいで、道が緑に見えがかって、なんとも言えないなあ、、、。


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素晴らしき、施主力!!! そしてくねくね道!!!



脱帽ですね〜。
やっぱ、車を止めない旗ざお敷地の底力はハンパないなぁ、、、、。
posted by 西久保毅人 at 18:51| 2017.5月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月27日

もりもり

最近、完成して5年以上経ったおうちにうかがう機会が多いんですが、
その時、嬉しいのは、
植物が、びっくりするくらいに大きくなっているコト。

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写真は、ちょうど7年目の鷲巣さんち。

完成の時は、まだまだ小さかった木も見違えるくらいに
大きくなり、「これは、ホントにトネリコだっけ?」
って思うくらい。

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曲面の壁に沿ったお庭も、もりもり。

なんだか、雑多な感じがなお素晴らしい。

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「小学生が、お花を時々、こそっと食べてるんですよね〜、ははは。」


と鷲巣さん。

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この白い壁の内側におうちがあるので、
確かに
街とは、絶妙な距離感。
中にいると、ちょうどいい具合に
小学生のこそこそ話が聞こえてきます。


街との境界線が、あるようでない感じが、
やっぱりいいなぁ、、、、。

あるのにね。


あたかもないように感じられる優雅さ。


街に住んでいる、カンカク。


敷地が、無限に広がっていくような体感。

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そしてそうそう、
色味はぜんぜん違うけれど、
そういえば、鷲巣さんちは、飯島さんちの親分だなぁ、、、、と
久しぶりに行って、実感しました。

なるほどー。 

自分のコトなのに、
いろんなつながりを改めて感じます。
posted by 西久保毅人 at 19:46| 2017.5月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月19日

集まって住む、ということ

先週末の「くすかめくのくの邸」のオープンハウス。

久しぶりに日曜日に開催させていただいたせいか、
いつもなかなかお会いできない方にもお会いするコトができて、
とても賑やかな1日でした!

「くすかめくのくの邸」は、
トウキョウでも、世田谷線というのんびりした電車の走る街に建つ3世帯住宅。
地下はテナントスペースになっています。

そういう意味では4世帯??でしょうか?

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さて、、、、、、。

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この建物には、「入ル。」っていう名前があります。


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「入ル。」って書いて、イル、って読む。



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ちょうど完成を迎える頃、

「この建物名称、何がいいでしょうかねー。
 ニコさん達も考えてくださーいっ。」

って頼まれたので、事務所のみんなであれやこれやとたくさん考えてみました。

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うーん、、、、、、立体的な路地みたいだから、ろじビル??

でも、ビルっていうのもなぁ、、、。


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ながーい階段があるから、だんだんハウス?


、、、、なんかチガウ。

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個性的なたくさんの人(動物たち)が住むんだから、動物園にちなんで、ZOO っていうのは??

猿好きだし、、、、。

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、、、、、うーん、でもやっぱ、
「くすかめくのくの邸」は「くすかめくのくの邸」だよねー。

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と、
いう具合に、皆で何十個も考えたんですけど、
しばらくして、

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「先日、家族会議で決まりました〜っ。入ルです、iru。

はいる、じゃないですよ、 イ ル 。」

って連絡がありました。

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いやぁ、、、、、やられたなぁ、、、、って気持ちと共に、
とっても、すぅーっと腑に落ちるネーミングだな、って思いました。

僕たちは思いつきもしませんでしたが、、、、。

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「入ル。 iru。」

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郵便屋さんに、

「ここ入ってねーっ」

ってさりげなく住所で伝えるような、そんな名前。


「ここ、入ったとこだよっ、わたしんち!」

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そして、
あくまでここは、

「私たちの場所」であって、

断固として、ビルとか、マンションとかいう、そんなモノじゃではないのだ!

っていう熱い想い。

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さらには、


『私たち、ずっとここに「いる」よっ。』

っていう、

一つ屋根の下、いろいろめんどくさいコトも
想像できるけど、
大木のように、ここに根をはって、いつまでもここにいようね、っていう
3世帯の決意表明でもあるのかなぁ、、、。



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そして、まだ小さな子供達へ。

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いつか巣立つ子供達へ。

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大人になったら、あなたたちは自由に羽ばたきなさいね。


私たちは、ここに「いる」から。


っていう、子供達へのメッセージなのかも知れないなぁ、、、、とか。。。

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もう、、、、ですね、、、


僕にとっては
そんな妄想が止まらなくなるような、、、そんな名前でした。

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ヤラレタ。。。。

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ヤラレタ。。。。

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ヤラレタ。。。。

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とにかくとにかく。

このプロジェクトに何とぴったりな名前だろう、

って思ったのです!

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でも。

やられたなぁ、、、、っていえば、
そういや、そもそもですね、、、、、

このプロジェクトの連絡をいただいた、
しょっぱなから
やられたよなぁ、、、、、と

そんなコトを思い出しました。

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なんてったって、
この大都会トウキョウで、
一つ屋根の下、3世帯寄り集まって、
一緒に暮らせる家を作りたい、っていうんだもの!!!

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うわー、それはいいなぁ、、、、っていう直感。

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でもですね、
それが田舎の広いシキチに建ててください、、、、、

だったら、簡単なんだと思うのですが、
土地の広さは、たったの32坪。


1世帯なら、30坪もあれば、贅沢なくらいの大きささんですけど、
3世帯。

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そこに、

じいちゃんばあちゃん家族(2人)

ねえちゃん家族(今のとこ、4人)

弟家族(今のとこ、3人)

の合計9人、3家族で住んじゃおう、って言うのだから。


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よくもまぁ、、、、、。

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なんと素敵な着想なんだろう!

って思いました。


そして、よくぞニコにいらっしゃいました、と。。。。

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きっとたぶん、
こういうコトって、誰でも一度は想像したコトはあると思うんですよね。

でも、

「トウキョウだし、、、土地狭いし、、、。」

という訳で、実家の建て替えならまだしも、
わざわざ土地を買ってまで実行に移してみよう、
っていう人は少ないんじゃないかなーと思います。

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でも、いざ調べてみると、

何より「大家族」っていうコトを、


法律も、
ローンの仕組みも、

想定すらしていない、というコトも、
よく分かりました。


それが今の世の中のしくみらしいのです。

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なんか、都合が悪いコトであるんでしょうかねー、、、?
むかつくー。


だから、そういう意味では家族のカタチや住まい方は、
実は、自分たちの意思だけで決まっているのではなく、
こういう法制度や、融資のしくみも大きく関わっているんだろうなぁ、、、、
って思ったのです。


少し時代錯誤な気もしますよねー。

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なんだかなぁ、、、、。

ただ一緒に住みたいだけなのにねぇ、、、。

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でも。

そんなコトを、ものともしない、楠亀隊長率いるプロジェクトチーム!!!

進むと決めたら、進むのだ、と
ただでさえ小さな僕たちの事務所に、
3家族で押しかけていらした日のコトは忘れられません。

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そして何よりも、
そんな3家族の気合の入ったプロジェクトの
設計に僕らを選んでくれたコトが、とても嬉しかったですし、

「、、、まぁ、ニシクボさんとこだったら、

 3家族で押しかけても、

 3家族でそれぞれ好き勝手なコト言っても、

 きっと大丈夫なんじゃなーい?」

って、思っていただいたコトが、何より嬉しかったです。

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そんな訳で、、、、。

まぁ、最初は、完成後のあまりに楽しそうな風景ばかりが
浮かぶあまり、
作り上げるのが、どれだけ大変か、、、、、なんていうコトは
すっかり頭にありませんでしたけどね(笑)。

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さて、そんなコトからはじまった、この「くすかめくのくの邸」。

前回も書きましたが、
今の建築基準法には、

「3世帯が一つ屋根の下に楽しそうに住むおうち」

なーんていう、気の利いたチャーミングなカテゴリーは残念ながらありません。


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あるのは、「一戸建ての住宅」か「共同住宅」かのどちらかです。

だから、このタテモノは、「共同住宅」の法律を満たすように設計しています。
そのため、どうしても「おうち」っぽくない基準もクリアーする必要が
あって、それは仕方ないのですが、
僕らにとっては法律がどうあれ、あくまで

「3世帯が一つ屋根の下に住むおうち」

を思い描いて設計をさせていただきました。

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そう、思い描く、というコト。

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いわば、妄想を膨らませるコト。

世の中のありとあらゆるコトは、これが一番大事なんじゃないかなぁ、、と
僕は思います。

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時々、おしゃれな職業だと勘違いされるコトも多いですが、
僕たちの仕事は、実は情報処理作業がほとんどを占めます。

敷地条件、要望、コスト、法律、構造、設備、お隣さん、職人さん、工程、天気、、、、。
実現に向かっては、たくさんの条件を同時に処理する必要があり、
大抵それらは、互いに矛盾してることばっかりです。


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でも、どんだけ矛盾に満ちていようと、

最初に思い描くコトさえできたら、大抵のコトは、
実現可能なんじゃないか?

と僕は思うんです。


思い描いた世界に届くのであれば、
多少のコトは、どうでもいいのだ!

っても思います。

何よりも、この世界は、矛盾に満ちているコトこそが、
素敵なんだから。

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そんな楠亀さんたちが、思い描いた世界。

先日、3世帯ともお引越しが完了したとのコト。


オープンハウスも楽しかったですけど、
これから始まる暮らしがとても楽しみです。


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強烈な施主力×3倍だからなぁ、、、、。

どんな物語が産まれるんでしょうねー?


たぶん、僕の想像なんて、やすやすと超えてくるんだろうなぁ、、、この家族は、、。

楽しみ、楽しみ!!!
posted by 西久保毅人 at 18:24| 2017.5月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月09日

不思議な体験

今週の日曜日は、オープンハウスです。

そうそう、くすかめくのくの邸。


本当は「ISANA」の時みたいに、もう別の名前があるのだけれど、
なんか愛着があるし、
ずーっと「くすかめくのくの邸、くすかめくのくの邸」、って
思いながら設計してきたので、オープンハウスまでは、ひとまず
「くすかめくのくの邸」って言わせてください。

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、、、、ていうか、引越し後も「くすかめくのくの邸」には
変わりないんですけどね〜。。。。

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さて、先日、ちょっと不思議な体験ていうか、カンカクになりました。

あまりにも「くすかめくのくの邸」って思って設計も現場、打ち合わせも見ていたので、
このタテモノが共同住宅だなんて、すっかり忘れていたのですが、
それを、役所の完了検査を間近にして、ようやく思い出しました。。。。

てっきり、ただの3世帯住宅だと思っていたのです。
(そもそも3世帯住宅なんていうカテゴリーは法律にはない。(笑))

そりゃそうだよね、、、、
1軒のおうちの打ち合わせだって要望をまとめるのに一苦労するのに、
3軒も同時だなんて、3軒の住宅を同時に設計するようなモノ、、、、。

これを、マンションとかアパートと同じ「共同住宅」なんていう、
さらーーーーっとした、要望も住む人も決まっていないお気軽な言葉で呼んでなるものか!


だって、一回の打ち合わせで、毎回3軒分打ち合わせしてきたからねー。

3軒分、言うコトだって、選ぶものだって、そもそもツボが
全然違うんだからね〜。。。。。

だから、、、、、。

断固として、僕たちは「共同住宅」だなんて、さらっと気軽に呼びたくないのだ!!!

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さて、そういう(ホントの)心の叫びは置いといて、、、、、。

そう、心の叫びは、建築基準法はあんまり相手にしてくれません。

建築基準法には、「一戸建ての住宅」「長屋」「共同住宅」という3つのカテゴリーがあるんですが、
そのどのカテゴリーで設計をするかで、かかる法律も全然違ってきます。

中でも、いつもやってる「一戸建ての住宅」っていうのは、あくまで一家族のタテモノ、って
見なされるので、それ程法律は厳しくないのですが、

このタテモノは、3世帯が、別々の玄関を持っているため、建築基準法上は、「共同住宅」と
いうカテゴリーで建てなくてはいけないのです。

しかも、「共同住宅」は、特殊建築物、といって、不特定多数の人の使用を前提にした
法律下にあるから、言ってしまえば「おうち」っぽくない基準をクリアーしないといけない。

しかも、それは100世帯のマンションだって、3世帯のこのタテモノだって同等っていうんだからね、、、
それはないよー、って思うのです。
思いますよね??


だってですね、、、、、

そもそも、このタテモノが産まれるコトになったきっかけは、

「親世帯と二つの子世帯、この世知辛い世の中で、しかも土地の高いトウキョウで、
 別々にローン抱えて生きるよりも、分け合うところは分け合いながら、
 どうせなら一つ屋根の下、 一緒に住んじゃったほうが、、、、、、、、

 ぜーーーったい、ハッピーだよね??

っていう、家族の想いからはじまったのだから。




一つ屋根の下で、いまどき親戚3家族が住むなんて!

、、、なんか、田舎っぽいじゃないですか?
昔の家族っぽいじゃないですか?
おばあちゃんちにすぐ遊びに行けそうじゃないですか?
ちょっと飲みに行ってくるから、ばあちゃん子供たち見といてね〜、なんて気軽にできそうじゃないですか?
今日、ご飯作るの面倒だから、ねえちゃんちに押しかける〜??なんて週3くらい
できそうだし、そもそも保育園の送り向かえも、ローテーションでできそうじゃないですか?
インフルエンザが流行ったら、感染組と、無事組で別れて寝れそうじゃないですか?
正月とか、お盆とか、飛行機乗らなくていいじゃないですか?

そんな、、、、、、夢のような暮らし。

そりゃ、
佐賀とか、滋賀とか、高知とかの田舎で土地が広ければいまだにできるんでしょけど、
そんな夢のようなコトを、たった30坪程度の、トウキョウのど真ん中で実現しようとするなんて、、、、、。

なんて素晴らしい着想!

もう、設計を始める前から、そんな入居後の楽しい暮らしが
眼に浮かぶような、、、、、そんなプロジェクトでした。

いいなぁ、、、、、。羨ましい。


でもやっぱり法律は法律。
建築基準法は、羨ましがってくれませんので、法律上はバッチリ「共同住宅」でありながらも、
こってりこってり背脂MAXの3世帯の暮らしを詰め込みました。

そんな暮らしがこれから始まるのです。
正直、オープンハウスよりも、入居後が楽しみだなぁ、、、。



でも。

もう一つの不思議なカンカクになったのは、実は逆のコト。

こないだ現場で、ふと

「もし、この共同住宅に、まだ住む人が決まっていないとして、自分が家を探しているとして、、、。」

という目で、この共同住宅をぼけーっとカンサツしてみたのです。

その結果。

「うわぁ、、、、ぜひ住みたい。住んでみたい。こりゃ、絶対楽しい!」

って思えました。

そんな経緯や想いでつくりあげたタテモノだから、ひいき目もありますけどね、、、、
こんなモノが、「共同住宅」なんだったら、「共同住宅」も捨てたもんじゃないなぁ、、、、
いや、むしろホントの街みたいで、戸建よりもいいかも?
って思えたのです。


うーん、正直見直したよ、「共同住宅」くん。やればできるじゃん。。。。


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さてそうそう、先日の暑い日、2階にある楠亀家で、こんなシーンに出会いました。

麦わら帽子をちょこんと玄関の小上がりにおいて、
夏休みの午後みたい。
その先は、小さな畳の居間になります。

奥のひだまりには、おんぶ紐で、赤ちゃんおんぶしたお母さん。


そうそう。

設計も何もする前から、
こんな風景を作りたかったのだ!

たとえそれが、
マンションやら、共同住宅やら、、、と法律では呼ばれてしまおうとも。。。。

家と街のあいだに。




、、、、、とまぁオープンハウスの告知だし、さらっと書いて帰ろっ、
って思って書き始めたんですけど、やはり3軒分。

やっぱり長くなりました。書き足りませんけどね、、、、。(笑)


、、、、、そんな訳で、日曜日、楽しみです!
お問い合わせはこちらまで。
posted by 西久保毅人 at 22:08| 2017.5月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする