2025年04月24日

そのパスの先に

※めっちゃ昔に書いた文章です(笑)。リンタロの高校バスケが終わったタイミングだから2019年。
なんのために書いたのか、、、、今では分からないけど、偶然見つけたので載せときます!--

 ー ー  ー ー  ー ー  ー ー  ー ー  ー ー  ー ー  ー ー  ー ー  ー ー  ー ー  ー ー  ー ー  ー ー  ー ー  ー ー  ー ー  ー ー 

先日、長男リンタロの高校バスケが終わった。

ほとんど1回戦しか勝ったのを見た事がなかったチームが、4回戦まで勝ち上がり、出来過ぎといえば、出来過ぎな最後のシーズンでもあったが、だからこそチームも親も、「その先」を期待して、想像してやまなかった。時には一回戦すら勝てなかったチームだったのだから。


高校スポーツは、トーナメントの前半は週に一回日曜日に試合が行われる。

よく考えればこれは大変な事だ。

もし、すべての試合が1日や短期決戦で終了するんだったら、ある意味勢いや集中力やムードを持続させる事は、それほど難しくはない。

でも、どんな素晴らしい試合をしても翌週までの一週間、そのいい状態を持続させる事はとても難しいのだろうなーと思う。

それが何週も続くとなったらなおさらだ。プロ野球だって、一晩寝たら別のチームのように大敗する事だってよくあるんだから。


そんな訳で、リンタロのチームは、4試合目、つまり1ヶ月後に敗れた。

10540.jpg

高校生にとっての一日と、僕たち40代のおじさんにとっての一日の密度は、きっと全然違う。まるで精神と時の部屋にでも入っているかのように、彼らの体自体も1ヶ月間で成長し続けているし、その間に背が伸びた子だっているかも知れない。日々、ドキドキしたり、新しい勉強を習ったり、好きな子に告白して振られて絶望したり、親友の言葉に、心を抉られたり。もしかしたらその一ヶ月に人生が変わるような出会いや出来事があったとしてもなんの不思議でもないような日常の密度で、高校生は生きているのだろう。そんな肉体と精神が成長、変化し続ける中で、昨日と同じプレーをし続ける、なんて、僕には想像できない。
でも、だからこそ、たとえば10年前に初出場の佐賀北高校が甲子園というトーナメントの日々の中ですら成長し続け、全国制覇をしてしまう、なんていうミラクルも若者は起こす事もできるのだ。本当に若さは素晴らしく、同時に儚いガラスのようなものなのだろう。「ガラスの十代」とはよく言ったものだ。


話は変わるが、自分の子供が球技の集団スポーツをする場合、もどかしいのは、子供達が、いい場面でパスをする事だ。

「もうー、いまシュートすればよかったのに、、、。」

こんなもどかしい思いで子供達のスポーツを見ている親はたくさんいると思うし、僕もまさにその一人だ。

いろいろな展開があるにせよ、いつしかチームを応援している気になっているにせよ、最終的には自分の子供がフィニッシュをするシーンを見たいのだ。親という生き物は。そしてできる事なら自分の子供がゴールをして欲しいし、できる事ならそのゴールが決勝点にでもなれば、もう天にも昇るような気持ちが味わえる。その夜のお酒は格別だ。

根本的には、父親、母親に関わらず、親ってそういうものだと思う。


でもこれは親に限らずとも、きっと皆経験がある事なはずだ。たとえばサッカーワールドカップ。「もうー、なぜ柳沢、そこでパス???」と日本人全員がゴール直前でのパスにがっかりする。(ネタが古いですが。)まだゴールが決まれば

いいが、それで外れた時には、シュートした本人よりも、パスした側が超ブーイングにあうのが、日本。とにかくパス、パス、パス。パスの上手な選手はどんどん育つが、肝心のフィニシャーが育たない、フォワード不足。これはサッカーに限らずすべての集団スポーツで言われている事のように思う。(最近のバスケ界は少し変わってきているけれど)


でも、そんな目で今の日本の社会を見渡してみる。
「郵便、いつ届きますか?」「こちらではお答えできません」とパス。

「この道路について質問したいんですが、、。」「そこについては、道路課で、、、。」とパス。
「緊急に連絡先を知りたいんですけど、、。」「申し訳ありません、個人情報なので、、、。」とパス。

「保障については、保障会社に委託しており、、、。」とパス。

最近、大学にしても、企業にしても、大きな組織であればあるほど、どんどん「明言」を避けるようになってきている。要は、「自分たちの発言がフィニッシュにならないように」、というのが今の日本社会の統一ルールになりつつあるのが現状で、それがクレーム社会の最大のリスク回避のマニュアルとなってきているのだ。

要は、「必ずパスで終わる事」「シュートは絶対に打たない事」というのが、自らのリスクを最小化するために必要な常套テクニックになってきている。最近では新入社員はきっとこういうテクを研修で叩き込まれるんだろうなぁ。まぁ、どうでもいいけど。


スポーツの話に戻るけれど、スポーツ選手がスポーツ選手であるのはフィールドの上にいる限られた時間だけで、普段生活しているのは、実はこういう社会だ。子供達が育つ環境もこんな社会になりつつある。そんな社会なのに、試合では、「パスするなよー。」なんて、なんという矛盾なんだろう、と僕は思う。環境が人を作るのにね。


でも、逆に、こんな社会だからこそ、せめてスポーツや漫画の世界では「パスではなくシュート」を見たい、というのが社会の真逆の欲求なんじゃないかとも、僕は思うのだ。これが表しているのは、やっぱりみんな、本当は「パス」ではなく「シュート」をしたい、社会においてもできればゴールを決めたい、郵便物は、明日には届きますから安心して下さいね、と一度でいいから断言してみたいんだよ本当は、、、。という潜在的な人間の欲求なんじゃないかと思うのだ。


さて、御多分に洩れず、僕もそんな親だった。自営業だから、案外シュートを自ら打つ機会は多い。でもだからこそもあり、3人の子供達のスポーツを見続けてきて、いつももどかしかった。そんなチームの中には必ず、我の強い子供がいて、パスもせずゴールまで突き進む選手がいる。家に帰るたんびに、「もうー、なんであそこでパスなの??外れてもいいからシュートに行けばいいじゃん、◯くんみたいにさ。◯くんみたいなプレーを目指すべきだよ。」と言い続けた。


そんな子供たちのスポーツを見続けてきてもう10年以上経つのだけれど、

ある時、リンタロのプレーを見ていて、僕のこんな考えが根本的に変わる瞬間があったのだ。プレーというか、リンタロという人格の持っている本質がようやく分かってきた、というのがきっと正しい。


第二子として生まれたリンタロは、3人の中でもちょっと変わった子だった。

真ん中の子は変わってる、というアレなのかなーとも思ったが、どうもそれだけでもなさそうに僕には思えていた。

普通子供というのは、なんでも独り占めしたがるものだ。独占欲の発露、というのは、子供の成長段階の一つのステージである。それはまずはもともと一体であった母親を独占したい、という表現から始まり、その後、お菓子でも、おもちゃでも、「自分のもの」を「自分から引き離す」事は、なかなか難しい。貸したり分けたりするのは、「また返してもらえる」という未来の感覚や経験が身につかないと無理で、それは人間の一つの成長のステップであり、最初はなかなかできない事なのだ。大人だって土地を買ったら、他人に入りたがらせないのだから独占欲、というのはどこか人間の本質でもあるのだろうと思う。でも、リンタロは小さな時から、それが不思議なくらいに簡単にできていた。もらったお菓子でも、親だろうが、友達だろうが、欲しいという人には、ニコニコと分け与え、言われなくても「パパも食べたい??」と言ってくれた。あまりに毎回だから、それは優しいとか、気前がいいとか、そういうレベルの話でもないんじゃないのかも?とある時から、僕は思うようになった。そんな性格だから、気がつくと人にあげすぎて自分が食べる分すらない事すらあったからだ。でも、それでも悔しがる事もなく、泣く事も、癇癪起こす事もなく、いつもリンタロは幸せそうに、ニコニコとしていた。


中学生になって、高校生になって、成長するにつれて、僕はリンタロが学校でどんな風に過ごしているのか、正直、よく分からない。何が好きで、何を夢見て、何に感動して、何に胸がかきむしられるような悔しさを感じているんだろう。


身長はあっという間に僕を追い越した。そういえば、小6くらいの時に、「あれっ?パパ、小さくなった??」とリンタロが不思議そうに呟いたのが懐かしい。


高校3年生になった最後の大会。

リンタロは、チームのスターティングメンバーに選ばれるようになった。
バスケ自体は下手だけど、足だけはずば抜けて早いから、誰よりも早くゴールまで駆け抜ける。「そこでシュートを!」と相変わらず成長のない僕は、リンタロにその先のプレーを期待してカメラを構える。でも、リンタロは惜しげもなく、そのボールを味方にパスする。よく見ていると、同じ選手にだけパスしているのではなく、その時その時、相手は違うようだ。時には入ったばかりの選手、突然出された下級生、試合慣れしてない親友など、試合の状況、新しく入った選手の状況を案外、冷静に見て、パス、パス、パスのリンタロ。しかしあんまり上手じゃないから、そのパスも通る時もあれば、通らない時もあって、やっぱり見ている親はもどかしい。つい「あーーっもう。」と言いたくなる。パスをもらった側も、緊張でガチガチの時もあって、シュートが入らない事も多い。でも、そのパスが通った時、友達のシュートが決まった時、リンタロはコート上で、見た事もないくらいに幸せで、嬉しそうな顔をする。そして選手に駆け寄ってハイタッチ。プレイ中には見せないくらいの高さに飛び上がって喜んでいる。


あぁ、こういうだったの事か、、、。自分の取り分も忘れてお菓子を友達に全部分けてしまう小さな頃のリンタロと、高校3年生のバスケ選手になった今のリンタロが、僕の中でなんだかつながった気がしたのだ。

単純に彼は、そもそも自分一人じめして食べたり、自分一人でゴールを決める事には、それほど喜びを感じないのかも知れないなー、と。

それよりもむしろ、周りの人や友達が喜んだり、嬉しそうだったり、美味しそうだったりする姿に、彼は至極の喜びを感じるタイプなのかもしれない。

リンタロが、あまりに嬉しそうにコートを駆け回り、飛び上がって喜びぶ姿を見て、最近僕は、そんな風に思いを巡らせている。


かたや僕は、46歳になってもいまだに、いつか皆を出し抜いて「ミラクルシュートをい決めてやろう」と考えている(笑)。いまだに僕の座右の銘は、「翼よ、点の取れるミッドフィルダーになれ!」というロベルト本郷がノートに残した言葉だ。でもそんな事は、彼にとっては大した事ではないのかもしれないなぁ。自分に置き換えると、なんともお恥ずかしい想いだ。最近はそんな風に見えるリンタロを、「なんと大人なんだろう?」と思うと同時に、どうやらリンタロは、僕の想像の範囲に収まらない超大物なんじゃないだろうか?と思うようになってきた。


「シュート」か「パス」か。
これはきっとスポーツを語る上で、そしてプレーする上での永遠のテーマだろう。でも、そんなリンタロのおかげで、僕の考えが最近は、ガラリと変わりつつある。そもそもスポーツをやってるのは、選手なんだから、まずは自分の幸せや喜びのためにやったらいいと思う。それが自分にとって「シュート」だったら、シュートを打てばいいし、「パス」も案外捨てたもんじゃない。

時にはむしろ勝ち負けすら、さほど優先ではない、という価値観もあるのかも知れない。

シュートやパスや勝利や、敗戦。

それは、スポーツをある一面から見た時のわかりやすい記録でしかない。

5段階評価の通信簿みたいなものだ。でも社会に出たら、通信簿は発行されない。


だから本人が、

「いつかどんな未来を描きたいのか」

という理想の大きさのほうが、圧倒的に大切なのかも知れないなー、と最近は思うようになった。


その未来ははっきり明瞭としているのか、ぼんやりしているのか、
まだ自身でも気がついてさえいない、ただの心の衝動なのか。


いづれにせよ、
そんな素晴らしい若者のチャレンジに、親が口出す事は一つもないのだ。
少なくとも、多少の怪我はものともしない肉体は手に入れたようだ。
それだけあれば、とりあえずは大丈夫。


あとはただ、陰ながら見させてもらおう。

いつの日か、僕に向かって強烈なパスが飛んでくることがあるだろうか?
今はそんな楽しみがあるだけだ。


10539.jpg




















posted by 西久保毅人 at 22:56| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月24日

先輩ヅラ

もうここ1年以上、いろんな出来事を伝えるのはインスタグラムに移行しちゃって
このブログは放っときっぱなしです。
それはそれで毎日短い文章で割り切って書くトレーニングにもなってるし、良い事もあるけれど、
ただやっぱり昭和な僕はどうしてもブログの文章で残したい、っていう出来事や感動もあるんですよね。

多くの人に読まれなくても、見られなくても良いんだけど、どうしてもっ!っていう事が。


10525.jpg

実は、ニコ設計室で一緒にもうかれこれ18年一緒に働いてくれているキクチさんがこの春から産休に入る事になりました。
それがもう、どんな仕事が来る事よりも、賞をとったり褒められたりする事よりも僕は嬉しくってですね、、。

そんな訳で先日、小田原さんの家(月のとびら)を会場にさせて頂き、

「キクチさんの産休突入記念飲み会」を開催させていただきました!

10538.jpg

とはいえキクチさんがお酒を飲める訳ではないので
おなかの大きなキクチさんを眺めながら飲む会です。

大山さんが命名してくれた別名、産休前の「キクチさんを愛でる会」です(笑)

そんな訳でキクチさんがお世話になった建主さん達や、キクチさんと共に働いたホソダくんや、ウシジマさん、フジモトくん、
ヨシモトくんなど歴代のOBOGも勢揃い!
みんな僕の用事では来てくれないけど、キクチさんのためならどんなに忙しくても来てくれる素敵な人たちばかり(笑)

もちろん連休中でもあったので、来たくても来れない人もたくさんいらっしゃったんですが、
次から次へと、短い時間でもみなさんが立ち寄ってくれて
終わってみたら今まで経験した事がないくらいに、ほーんと素晴らしい会となりました!!!

もうキクチさんの18年間の人徳としか言えませんね!!!!

10532.jpg

10年前にキクチさんが担当していた鷲巣さんちのワッシーさんは、
愛用の絵の具を持参してきてくれて、その場で記念の似顔絵を描いてくれました!
素晴らしいですねー!


10529.jpg

キクチさんの永遠のシモベのホソダくんからは何やら貢物が、、、、(笑)

そんあホソダくんも仕事ではキクチさんに頭が上がらないけれど、今では2児の父!
これからは親としては先輩ヅラできるでしょうね〜!!

10527.jpg


長野から来てくれたウシジマさんだって、もう2人の男の子のお母さんだし、
フジモンだってお父さん。

みんな仕事の先輩のキクチさんに先輩ヅラ(笑)
10536.jpg
そう、なんていうか人生の面白いところは、
年齢とか学年とか仕事のキャリアとは別に、親になるとそんなのを飛び越えて1年生になれる事だと
僕は思うんです。

どんなに偉かろうが、年下だろうが、どんな学歴があろうが関係なく、
1年生になれるコト。

年下のお母さんが、年上のお母さん1年生にたくさんのアドバイス。
もう親同士になったら年齢や勤め先なんて関係ありません。
親としての1年生は1年生なんです。


10535.jpg

僕も自分が26歳で父親1年生になった時、
40歳で父親になったお父さん1年生にとてもお世話になったし、同時に同級生のようなお付き合いをして頂きました!

そんなの普通に仕事してたらなかなかありえない関係です。
1年生同士協力もしながら、社会人の先輩としてたくさんの事を教えていただいたなーと思うんです。

そして僕もいつしか年上の父親1年生の建主さん達に先輩ヅラをしてアドバイスしてみたり、、、(笑)


10533.jpg

だから、親になる事でキクチさんの人生もより一層、素敵になる事間違いなしだと僕は思うんです!
それが何より嬉しいなーと思う事。


10530.jpg

そしてまたよその子の大きくなるのが早い事!

小田原さんちのヨッチも、家ができた頃は小さかったのに、今では細田くんよりタテもヨコも大きくなりました!

10524.jpg

みんな子供達を連れてきてくれて、
もうなんの集まりなんだか、最終的には分からないような会。

親戚の集まりみたいですね!

10537.jpg

ニコ設計室を作って今年で23年目になります。
大きな会社になることもなく、社会の変化に毎年吹き飛ばされそうになりながらも、
なんとかギリギリセーフで綱渡りしているのが正直なところです。

でもほーんと続けて良かったと思います!

そしてそんな中心に18年間もい続けてくれて、キクチさんには感謝しかありません。
こんなみなさんとの関係が産まれたのも、キクチさんのおかげだよなーと思います。
みなさんがニコ設計室って思っている大部分がキクチさんのおかげなんですよ、ほんとに。

10534.jpg

とまぁ、こんなコトを書くと、

「えー、まさかキクちゃんいなくなっちゃうの、、、??」

ってご心配をかけてしまいそうなんですが、ご心配なく。

僕も内心ヒヤヒヤしてたんですが、

「えーと、、、産んだらなるべく早めにニコに復帰しようと思ってるんですよね!
 しばらく不在ですが、ご心配なく!!!」

との事です。

まぁその言葉だけで今は僕は十分嬉しいです!!!

とりあえずは仕事の事なんか気にせずに、まずは無事に元気な赤ちゃんを産んで欲しいなと願っています。
そして産んだら産んだで大変な事も多いし、体調の変化も人による事なので、まずはのんびり自分のペースで
初めての子育てを楽しんで欲しいなと思っています。
赤ちゃんってすぐ大きくなっちゃうからね!

誰だって1年生は初めてなんだから
わかんないことは分かんないで大丈夫!


10531.jpg

そしていつかまた母親になってパワーアップしたキクチさんと
一緒にケンチクを作りたいなと思っています。

その時が楽しみです!

まぁ僕の役目としては、それまでニコ設計室がつぶれてないように頑張る事くらいですかね!?

ほーんと出産と育児に男は役に立ちませんから、、、、、(笑)


では残りの妊婦ライフ楽しんで!

そしてキクチさんの産休突入を心から喜んでいただいた皆さん、ありがとうございました!
産まれたらもっと喜んで下さいね!!

そして、いつもいつも飲み会の会場にさせて頂き、遅くまで飲み散らかす僕たちを暖かく見守っていただいている
小田原家には、もう頭があがりませんー。

でもまた産まれたら産まれたで飲み会しなきゃですからね、、、、、
引き続きよろしくお願いします(笑)


10528.jpg


posted by 西久保毅人 at 23:06| 2024年の気付き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月08日

空白

ちょうど今、トウキョウでは高校バスケの最後の大会の最中!!

佐賀県の田舎で育った身としては、まだ6月なのに最後の夏??ってどうしても思っちゃうんですが、
トウキョウは高校が多いので、5月から最後の夏の大会が始まるんですよ。

うーん、切ない、、。

10498.jpg

さて
暫くぶりのバスケについてですが子供達3人とも中学、高校とバスケ部に進み、
しかも下二人はミニバスからだったため、かれこれ僕も10年以上バスケの撮影をしています。

それがソラの高三のこの夏の大会で終わりを迎えてしまうんですー、、、。
ソラの引退と同時に僕もカメラマン引退(涙)

さてそんな僕のコトはさておき。

実はこの三年間、コロナ禍だったため子供達のスポーツや部活動もかなり制限をされてきました。
ちょうどコロナ禍のはじまった2020年、それはちょうどソラが中3になる学年でした。
いいチームメイトに恵まれて、試合を見る度にいいチームに育っていた最中のこと。
そしてソラは西久保家で初めての「キャプテン」に選ばれるという初の快挙を成し遂げた2020年春のこと。

10503.jpg

突然世の中を襲ったパンデミックにより学校にすら行けなくなってしまったのです。
学校に行けないから、もちろんバスケの大会もありません。

「、、、えっ?じゃあ僕、もうバスケ終わりって事??」

そんな訳で3年前、
中3のソラ達は最後の大会を迎えるコトなく、中学バスケは幕を閉じました。

10519.jpg

もちろんこんな状況はソラだけでなく世界中の子供達が同じような状況だったので
しかたなくはありますが、それでも青春真っ盛り、毎日成長して試合をしたくてしょうがない子供達から
練習も大会も奪われてしまった日のコトは僕も忘れられません。
このソラの言葉は今でも忘れられないなぁ、、、。

大人が制限されるのはいいけど、子供達からそういう時間がうばわれたのが一番切なかったです。

10499.jpg

さて時は2023年。
実はこの夏に高校3年生を迎えるこの子達は、
実は全員そんな想いの中学3年生を過ごした子達です。

バスケは屋内競技だからもあり、制限解除されるのがあらゆるスポーツの中で一番遅かったんですが、
この4月から全面解禁で迎えた最後の大会!
僕もこの3年くらい写真すら撮りに行けてなかったので、僕にとっても久々の戦いです(笑)

そんなに強豪校ではないから、何回勝てるかなー?そして何回見に行けるかなー?という
程度なのですが、無事1回戦を突破し、2回戦もギリギリで大逆転で突破!

そして先週の3回戦。
スローペースの試合展開で終始シーソーゲーム。

10501.jpg
相手のポイントガードの選手がマンガに出てくるような上手くて頭脳的な選手だったので
終盤まで終始翻弄される試合展開でした。
これまでの大会を何度か見てきた感じだと、良くも悪くも中盤で勝負がついちゃって
大差で勝つか、大差で負けるかの極端な試合しかしたことのなかった子供達。

10505.jpg

だから試合中ずーっと
1点リードしたら、また同点、1点リードされたらまた奪い返す、、、という繰り返しのゲーム展開!
いつその緊張の糸が切れてしまうか、、、見ていてもとても心配ではあったのですが、
子供達はすごいですねー!
何度離されても喰らいつき、次々に代わりに出る選手達もそれぞれにいい仕事を発揮。
10506.jpg



すごいなぁ、、、この子達。
どうしてこんな負けたら最後の試合でこんなプレーができちゃうんだろう??

見ててほんとドキドキの感動的な試合!


10500.jpg




10502.jpg

でもどこかみんな嬉しそうな顔をしているんですよねー!

勝つか負けるか、
もちろん勝ったほうがいいんだけど、そんなただの結果よりも、
この子達がこの3年間してきた悔しい想いはもっと大きなエネルギーのようなもの。
溢れ出ちゃうのをぐっとこらえて我慢して体に溜め込んできたエネルギーの爆発のようでした。



10507.jpg


終わりたくない、

もっと走りたい!

もっと飛びたい!

もっと叫びたい!

そんな子供達の声が聞こえてくるような彼らのプレー。

10504.jpg


10512.jpg


10511.jpg


10515.jpg


10514.jpg

試合は、決着つかずに延長戦へ。

10510.jpg





10508.jpg

5分間の延長戦の末、僅差で勝ちましたが、
どう転んでもおかしくないくらいのミラクル連発な試合でした!

もちろん失った三年間は戻ってこないけれど、
それを取り戻すようなほーんと素晴らしい試合でした!!!

10513.jpg

あーよかった!

またあと1試合見れる!

10516.jpg


またあと1試合できる!

10517.jpg


「、、、えっ?じゃあ僕、もうバスケ終わりって事??」

もう今年はそんなコトは言わなくっても大丈夫!

高校最後のバスケを思い存分楽しんでくださいね!


10518.jpg

あきらめたら試合終了だから。
一生心に刻まれる夏になりますように!!!!
posted by 西久保毅人 at 23:23| 『子供たちの気づきとカンサツ』まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月27日

店にいる人

長らくの間自営業を続けさせて頂いています。
具体的には今年で22年目になります。

そもそも自営業体質ではぜんぜんなかったのですが、
やってみると大変さの方が多いにしても気質には合っているようです。
自営業にもいろいろな業種、種類がありますが、業態よりも決定的にスタイルが違うのは
その場所に毎日同じ時間いる必要があるかどうかなのではないかと最近思います。
例えば美容室にしても本屋さんにしてもレストランにしても、
開店と閉店があって、業務がその店内で行われる業態の自営業と、
僕たちみたいに事務所にいる時もあるけれども、いろんな現場やお客さんの家を訪問したりという
外に出かける事も案外多い業態の自営業は、きっと全然気持ちが違うんだろうなーと思うのです。

先日まで小田原さんからお預かりしていた中野の月のとびら。
この1年くらいはそうでもなかったのですが、コロナ禍真っ最中の時は
毎週店番のように1階のギャラリーを開けて、一人で店番のような事をしていました。
店番をする事自体はぜんぜんストレスでもなく、誰も来ない日は来ない日で気ままに過ごせばいいですし、
誰かが来てくれたら来てくれたで、そのサプライズ感が嬉しい、というそんな日々でした。

でも唯一、これはどうしたものかなー、、、と思っていたのは、
一人で店番をしていると「店を勝手に離れなれない」という事でした。
例えば徒歩数分のところにコーヒー豆を買いに行くにも、コンビニに行くにも、
鍵や扉を開けっぱなしで出かけるにはどうも気が引けて、その度に施錠してましたし、
でも今日はやってないと思われるのも困るので、扉には
「すぐ戻ります!休養の方は携帯まで090-〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」とメモを貼って出ていました。
それでも不在中はやっぱり気が気じゃなくて、外でゆっくりはできませんでした。

そんな訳でせっかくいつもと別の街に週に1回行ってるのに、営業時間中の明るい時間は僕は商店街を歩けません。
本当はこのチャンスに商店街を観察したり、できえば商店街の人たちと仲良くもなりたいのに。
そっか、店を構えると自然と商店街の雰囲気が分かるのかと思っていたのに案外そうでもないんだな。
ていうか、むしろ場所に縛られるんだな、そんな事を思いました。

じゃ現場いってくるから!とか、敷地みてくるから!とか、
打ち合わせいってきまーすとか、今日は外で案を考えてくるから、、、などと
好き勝手に(笑)外に出かけ放題の設計事務所の日々とは大違いでした。
そういう意味では僕にお店の営業は無理そうです。すぐ出かけちゃうから。

でもこの1年くらいはニコの若者達が毎週代わりばんこに、月とびの店番をしてくれましたし、
リース屋のgtoyさんがいる時もあったりしたので僕も店にいても、「ちょっと出てくるね!」と
ふらふらすることができてずいぶん楽になりました。僕の場合、お店をするには店番を頼める人がマストかもしれませんが、
実際はその分人件費もかかる訳なのでそう簡単ではないんだろうな。

だから僕には一人でお店をするのはどうやら無理そうなんですが、
一人でお店をしているところに行くのはとても好きです。大好きです。
知ってる人は知ってると思いますが、僕は予約とか、約束とかがとにかく苦手なんです。
約束した瞬間になんだか仕事になっちゃうというか義務になっちゃうというか。
もちろん仕事上ではたくさんの約束をして打ち合わせなどをするのですが、それ以外は極力約束というのをしたくないのです。

だから完成したお家に訪問する際も、近くに行く用事がある時には突然ピンポンをしてしまいます。
こんな感じだから運良くご家族に会える時もあれば、当たり前ですが会えない時も多いのですが、
それはそれで良いのです。

こんな風なちょっと非常識な僕にとって、
お店をしてくれてる好きな人がいるのはとても幸せな事です。
だって人の家にいい歳になって突然行っても、会えなかったり入れてくれない確率の方が高いですが、
お店はオープン日に、営業時間内に行きさえすればとりあえず会えるし忙しくなければ話もできるんですから。
しかもお酒も出すお店だったりしたら、少し飲んだりもできますしね(笑)

僕にとってはこの上なく幸せな状態です。

だからお店にいる人はそれだけですごいなーと思いますし、
それだけで嬉しいな、と思います。

いつでも行ったらそこにいてくれる。
それってとてもすごい事だなーと思いますし、
前述したような僕の少しの経験からしてもすごい覚悟の末の出来事だよな、と思うのです。
だからお店にいる人は、なんだかちょっと達観しているような人が多いのかも知れません。

先日、そんな好きなお店に勝手に寄ってみたら面白い話をしてくれました。

「ずっと店やってると人間もしょせん動物の一種類なんだなーってつくづく思いますよ。
 桜が咲こうが何しようが、雨が降れば巣から出てこないし、気持ちがいい日は出てくるけど、
 暑すぎても出てこない、寒すぎても出てこない。これって動物の行動ですよね(笑)」

なるほど。毎日毎日お店を開けて街を眺めてるとそんな事を考えるんですねー!

いつかやってみたいし、実は一番あこがれの職業かも知れない、そんな店にいる人。
でも僕には気質的にどーもできそうにないなぁ、、、、、店にいる人。


僕は一生行く側かなぁ、、。
posted by 西久保毅人 at 20:04| 2023年の気付き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月13日

2023年01月28日

うふふなおうち

画像を押すと、記事が読めます!(と思います。)


posted by 西久保毅人 at 19:01| 2023年の気付き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。