2022年01月13日

おとこのこへ

先日は成人式でしたね!

僕の二番目の子供の長男、リンタロも無事に20歳、成人となりました。

ちょうど、非常勤講師として工学院大学で教えている子達も20歳。
そんな学生たちと毎週一緒に学んでいて、いつも感じる事があるので
この機会に記しておきますね。

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

おとこのこへ。

僕はみんなと同じ歳の20歳の子供がいます。男の子です。
だからみんなとケンチクの事を考えてて、いつもちょっと不思議な気分になります。
あのハナタレで動物みたいだった子供が、、、、と(笑)。


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とはいえそんなやりとりをしていると、

「20歳くらいだと男と女がこんなにも違うんだなー」、っていうのをいつも感じますので
それを率直に書いてみますね。

今に限らずだけど、今年も設計課題の優秀作品で選ばれているのは、7割くらい女の子です。
これは今年だけじゃなくて、ここ10年くらい実はどこの大学でもおんなじような傾向にあります。
不思議な事に大学4年生くらいになっていくにつれて,
少しずつ男の子も頭角を現すようになるんですが、
大学2年生くらいまでは、どうしたって女の子には敵いません。
たったの2、3年なのにどうしてこんなにも違うんだろう?っていつも思うのです。


そもそも女の子って、、、、
子供の時から字もたいてい上手ですよね!
そしていろんなコトを知ってるし、実際に考えてるよね!


僕も、女の子も男の子も両方子供がいるんですが、
やっぱ、女の子のほうがおませさんで視野が広くて早くからいろんな事を現実問題として考えてる気がします。
それに引き換え男は、、、、やっぱバカですよね(笑)。これはいつの時代も同じです。
最近はジェンダーについてもいろんな考えがあって、それはそれで良いのだけれど、
性差って確実にあるのだなーというのは、いつも感じる事実でもあります。


これはもう、なんていうかどうしようもありません。
女の子の方が、子供の頃から遊びにしても、生活環境に目を向けて自分事として考える時間が長いからかも知れません。
おしゃれに目覚めるのも早いしね。読書量も多い気がする。
おしゃれは工夫と組み合わせの産物だから、自然とデザインのトレーニングにもなってるだろうし。


それに引き換え、男は大抵いつまでもマザコンで、自分の生活のほとんどをお母さんに頼っているような傾向にあります。たぶん。
だから、男の子は遊びとか、部活とか、好きな事だけを四六時中考えて育つ子が傾向としては多いでしょう。
だから家庭にもよるとは思うけれど、大雑把には男の子と女の子は、
同じようで、20歳くらいまでは実はずいぶん違うのです。

でもその差は残念ながら、受験勉強みたいな教科書ベースの勉強ではあんまり露呈しません。
大学生になって建築学科みたいに急に、自分で作品を考えろ!って状況になって
はじめて露呈してしまう事でもあります。

そんな中、時々優秀な作品を作る男の子ももちろんいます。
そんな子たちの話を聞いてると結構おませさんで精神的な成熟が早く、女性的な感覚も持ち合わせているなーと
感じます。建築を考えることは、住宅に限らず生活体験や想像力がとても大切だからです。
そういう意味で、ほとんどの20歳くらいまでの男の子は、生活体験やそれにともなう想像力が圧倒的に足りないから、
急に作品作れって言われても、できない訳です。


またここ10年くらいの大学生の傾向としては、自宅生が増えているのも特徴です。
つまり、自宅の男の子の大学生は、高校生の時と生活が変わらない人が多いのです。
だから、なかなかそういう自分の目、っていうのを持ちにくい環境にいると言えます。
どうせ洗濯もご飯もお風呂も、親に準備されたものなのだろうからね。


だから、僕の男子成長法アドバイスその1は、「環境が許すならさっさと実家を出なさい」、という事です。


もう一つ、
建築を考えることは相手の事を想像したり、相手の立場になる気持ちが必要です。
建築ではその相手が街だったり住む人だったり、利用者だったり、社会だったり、、、と多方面に渡りますが基本は同じです。

早くから良い作品をつくる男の子は、そういう感覚に敏感で優れていますが、こういう感覚はすぐに身につくことではありません。
そこで手っ取り早い方法。それは恋愛する事、彼女を作る事だと僕は思っています。
これも、結構真面目な話です。

だから2つ目は、
「男子諸君。勉強の前に、彼女を作りなさい。」です。
彼女がいたら、嫌でも自分以外の他者の事を考えてしまいますし、彼女に好きな気持ちをどうしたら伝わるだろうか?ということも
いやでも毎日毎日考えるものです。(たぶん)
失恋も大切です。失恋は、自分の至らなさを痛いほど感じさせてくれますし、じゃあ次はどう伝えたらいいだろう?という
思考でいっぱいになるでしょう。

そう恋愛は、「想像力とブレゼン力」を驚くほど成長させてくれるのです。

以上は、僕が昔から本気で考えている「男子成長法」なんですが、
いづれにしても、男の子の成長は女の子に比べて遅いというのはまぎれもない事実のように思います。

でもほんと不思議な事に、22歳〜24歳くらいになると、いろんなきっかけで覚醒しだす男の子が
増えて来るというのもまた事実です。伸び始めると受験勉強でもそうだけど、男の子の方が伸びる時の短期間での加速速度は速いです。
こういうの、不思議だなーと思いますが、性差ってやっぱりあるのでしょうね。

だから20歳くらいの女の子たちへ。
まわりの男の子がまだまだバカっぽくて、子供っぽくても安心できませんよ。
男の子は成長がただ遅いだけなのだから。

でも不公平感はやっぱりあります。最近の大学システムは男子がちゃんと成長するまで待ってくれたりしません。
おまけに最近の大学は、すぐに適正や進路を決めさせる傾向にもあります。
だから、成長の遅い男の子は入学早々にそんな波に飲まれて
「やりたいことを早々に諦めなきゃいけないのでは?むいてないのでは?」という
気持ちにさせられてしまう時代でもあるなー思もいます。

もちろんその段階、段階での成績や決断も大事は大事です。
でも、心の中に、「うーん、なんか違うなぁ、、、、。まだ分からないけど。」
っていう違和感がある場合は、ぜひその自分の中の違和感を大切にしてください。

そうです。
自分の中にある「モヤモヤとした形にならずに気持ち悪い違和感」こそが、あなたの個性なのです。
だからその違和感が、あなたを止める時は周りが進んでいても恐れずに止まってくださいね。
逆にその衝動が、あなたを突き動かす時は、衝動に素直になってくださいね。
それで恥をかいたり、悔しい思い、嬉しい思いをたくさん積み重ねてください。


大学の四年間、そして社会に出るのは全然ゴールではありません。
特に20歳から25歳までの5年間。そして30歳くらいまでの10年間はとてもかけがえのない時間です。
その時間に感じたこと、気づいたこと、想像できたこと、出会った人や物語が、その後の人生の全ての根っこになるのです。
だからその時間を大切にして欲しいなと思います。人生は長いのだから。

今、みんなが感じている劣等感や他人との間の差について、
今は絶望的に開いているように感じているかも知れません。

でも、5年後、10年後の自分から見返したらそんな差は、
本当に本当に、本当にたいした差ではないのです。ゼロに等しい。

だから今自分の中に沸き上がりそうな衝動や違和感を絶対に手離さないでくださいねー!
大人の言う事は、半分くらい聞いとけば大丈夫だから。

でも半分は、必ず聞くように!
いつでも耳を澄まして、全身のセンサーをビンビンにして、
「違和感」を受け止めてくださいね。答えを見つけるのは後回しで大丈夫だから。

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

さてさて、
おとこのこへ



そんな訳で成人おめでとう!!!
いつか社会のどこかで。

posted by 西久保毅人 at 00:00| 2022.01月の気付き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月06日

年末のプレゼント

明けましたね!
今年もよろしくお願いします。


さて、ちょうど昨年末のギリギリのタイミングに
YouTubeのルームツアーチャンネルCozy Houses in JAPANにて
「月のとびら」の素敵な動画が公開されました。

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実は、10月くらいに撮影していただいたのですが、
年末の方が多くの人に見ていただけるんじゃないか?というお気遣いで
年末ギリギリのタイミングで公開していただいたとのことです。
そのおかげか、今の時点で1万回以上の再生回数になっていて、ちょっとびっくり!

去年まで何度か動画配信みたいな機会がありやらせていただいたんですが、
僕程度だと、数ヶ月たってもすうひゃっかい程度が関の山(涙)。

まぁ、ユーチューバーになろと思っている訳ではないのであれですが、
そんな経験を自分でしたので、世の中のユーチューバーの人たちってすごいなぁ、、、、と
つくづく思っていました。

そんな訳なんですが、この再生回数は別に僕がすごいっていう訳はなくて、
なんと言っても動画を撮影、編集し、Cozy Houses in JAPANを運営されている
松川さんの手腕なのだなーと改めて今回思いました。


実は松川さん、雑誌や本のフリーの編集者兼ライターというのが本業の人です。
そんな訳で、いままでもいろんな雑誌や書籍での取材をしていたただいて、もう10年以上お付き合い。
松川さんのおかげで、世に出たニコ設計室の仕事は数えられないくらいです。

だから、最初、「ずいぶんクオリティーの高い住宅を配信している動画チャンネルがあるなぁ、、、」と
は思って見てたんですが、まさか松川さんの仕業とは夢にも思っていなかったというか、
そういう職業の人ではなかったですし、、、。
でも、動画の編集の仕方や伝え方が上手だなーって思ったのはきっと、10年以上もたくさんの住宅建築を
取材して撮影してきたご経験の賜物なのだと思いますし、だから多くの人の目を惹きつけるんだろうなーって
思います。


そんな松川さんに「月のとびら」を取材していただき、とても光栄でした!

月のとびらも完成して5年目。
植物が成長し、建物もとてもよい味わいの出てきた頃で、それも嬉しかったなぁー。


ぜひぜひご覧ください。

松川さん、ありがとうございました〜!!!!




posted by 西久保毅人 at 21:08| 2022.01月の気付き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月01日

2022今年もよろしくおねがいします!

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今年もよろしくお願いします!
posted by 西久保毅人 at 05:00| 2022.01月の気付き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月28日

もっともっと!!!

先週末で、今年の月とびリモートは終了しました。

9月から4ヶ月間、毎週毎週リース屋さんを開いてくれていたgtoyさん
今年は一旦終了です!
お疲れさまー。


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先週は僕はちょっと遅れて月のとびらに到着したのですが、
もう今では、gtoyさんも慣れたもの。
勝手に開けてくれて、
看板まで書いて出してくれているので何の心配もありません。


こういうのを遠くから眺めるのは一番嬉しいなー、って思う瞬間なのです。
だからわざと遅れてたりして、、、、(笑)。

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僕がいなくても、月のとびらが街を元気にしてくれている。

約3年かかりましたが、最後にして僕が夢見た事を実現してくれる方と出会えたのは、
ほーんと感無量でした。

たとえばある時は、植物や蔦が育ちすぎたので弱気な僕が


「、、、うーん。僕はこの状態好きだけど、少しは植物の剪定をしてから小田原さんに返した方がいいですよねぇ??」


って言うと、gtoyの厳太郎さん

「でもさぁ、ニシクボさん。このもじゃもじゃの姿を、家主さんにそのまま見せたくない??絶対見せたいよねぇ??ねっ??ねっ??」

なんて言ってくれたりもします。

見せたいに決まってますよーーー!もちろん!!!

まぁ、小田原さんも

「オレのコトはいいからさー、好きに使ってよ!」

って言ってたしなぁ、、、。

と、自分に都合のいい部分だけ言われたことを覚えているので、
このまま返しちゃう事にしますね(笑)!  オダワラさん!

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こういう風に「自分ごと」として意見をいただけるのがなんとも嬉しい。


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まぁ、これは一つの例ですが、
この月とびの運営に限らずこの1年。
なんだか長かったですよね〜。

やるべきか、やらざるべきか、行くべきか、行かざるべきか、、、、など、
みんながたくさんの選択を迫られた1年だった気がします。

そんな折々、
精神的にも落ちてしまうようなタイミングが、誰しもあったのではと思いますし、
僕もいつもに増して、気持ちに浮き沈みがあった1年でした。


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そんな時、
こんな風に不思議と前に進めそうな言葉をいただいたり、出会いがあったり、、、、と
たくさんの人たちに救われもした1年だったなーというのが、僕の今年の感想です。

それは、
月とびに訪ねてきてくれたたくさんの人もですが、

大学で教えてる学生達から、
アルバイトやインターンにきてくれた子達から、
今年入った新人のスタッフから、
長年一緒にいてくれるベテランのスタッフから、
設計中のご家族から、
もうニコの家に住んでいただいているご家族から、
突然のお問い合わせ中のメールの文面から、
現場の職人さん監督から、、、
そして偶然手にした一冊の本から、


と思い出せばキリがないほどたくさんの人からエネルギーをもらったなぁ、、、
そのおかげでこの1年乗り切れたなぁ。

とつくづく思う今日この頃。


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あの出会いが、あの言葉がなかったら?
あの瞬間がなかったら??

って思うくらいに、一つ一つの言葉や出会いや再会が、
背中をちょん、って押してくれた瞬間がたくさんありました。


ほーーーんと感謝しかありませんし、
本当に周りの人に恵まれているな〜、とつくづく思ったこの1年。

僕の最大の自慢は、世代を問わず素敵な人に出会える能力だと思います!(笑)。


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だからでしょうか?今年、実は僕にしてはめずらしく
10年後、20年後のニコ設計室、そして一緒に働いてくれるみんなのために、
今、何をすべきか?

っていうのを結構真面目に考えた1年でもありました。

特になんと今年は、自分の子供世代の学生達がニコ設計室で働くことが現実となった年でもありましたしね。

ついこないだまで、よちよち歩きで、おしっこもらしてて、僕の腰から下をうろちょろしていたような
子達とまさか一緒に仕事をする日が来るとは、、、。

時間が経つのははやいものです。


そういう世代の子達が、世代を超えて建築について真剣に向き合い、同じものを好きだと思ってくれていること。
そしてニコで働きたい、という希望を持ってくれている若者が、
意外にもけっこういてくれるの肌で感じたからでもありました。

正直嬉しいし、背筋が伸びる想いです。

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ニコ設計室が20年かけてやってきた事に、もし次の世代が興味を持ってくれているのなら?

僕が伝えられる事は、なんだってやりたい。
そして結果的にニコで働くかはともかくとしても(事務所狭いし、そんなに仕事ないし(涙))、
そういう熱く芽吹いている若い想いを、途切れさせずに未来に続かせてやりたい。

そんなことも思うようになりました。


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世界中がコロナ禍に振り回されたこの2年間。
この混乱がこのまま終焉を迎えるのか、また来年新たな脅威が現れて世界を脅かすのかは分かりません。

でもその瞬間にも同時進行で素敵な出会いがあり、言葉があり、子供が産まれ、子供達は成長しているのだという事。
あいかわらず1日は24時間で、四季があって、音楽が流れ、毎日お腹がすくのは変わらないという事。

僕たちにとっても、子供達にとっても、不幸な時代なんていうのはきっとなくて、
今そのもののが、その子達のすべてである事。

別々の時代に産まれ、別々の場所で育とうとも、同じものを好きだと言い合える仲間とは
必ず出会えるという事。

そして大事な人とのお別れの悲しさは、どんな状況であろうときっとおんなじだろうなぁ、という事。


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だから


もっともっと、ぱっと誰かの役に立てる人になりたいな。


もっともっと、伝えられる人になりたいな。


もっともっと、繋げられる人になりたいな。


もっともっと、与えられる人になりたいな。



もっともっと!

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もっともっと!!!



来年もよろしくお願いします。



写真はgtoyさんの最終日と、その後の打ち上げたこ焼きパーティーの様子でした(笑)。
posted by 西久保毅人 at 16:12| 2021.12月の気付き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月24日

お店付き住宅

先日、世田谷区ののんびりした、でも活気のある商店街沿いで、
各務さんの家の地鎮祭でした!

各務さんの家は、

「将来、ワインバーとか、カフェとか、、、なんでもいいけど街と繋がったお店がしたい!!」

というご要望で敷地選びをされた木造3階建の住宅です。
正式オープンは未定ですが、完成したらまずは時々の週末から、
そのうち本業として、などというたくさんの妄想のふくらむ計画。

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いいなぁ、、、。

そういえば、僕は子供の頃から、「お店の子」っていうのにすごく憧れていました。
とにかくお店や、自営業の家、っていうが羨ましくてしょうがない。
ウチは、正反対の銀行員のサラリーマンだったのですが(笑)。

将来独立するような野望はぜんぜんなかったんですが、
今思うと、子供の頃の憧れの気持ちで独立しちゃったと言っても過言ではないのかも?
って思います。それでも設計事務所はしょせん、設計事務所。

こどもの時に思い描いた「お店の子」とはちょっと違います。
だから、今もなお、お店とか、商店街とかに無性に憧れがあるのです。

いいなぁ、、、。


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さて、この各務さんちの近くに、
数年前に完成した「くすかめくのくの邸」があります。
くすかめくのくの邸は、3世帯住宅+地下は貸しオフィスとして設計しました。

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完成時からすぐに入居が決まったのは、なんと写真スタジオさん。
今もなお変わらずに営業されていて、この3家族のいろんな節目の写真は、
地下のスタジオさんで撮影されるそうです。


なんとまぁ、大家族にぴったりの業種でしょうね(笑)

このくすかめくのくの邸、完成後もお子さんが増えて、30坪しかない敷地に
今や10人以上、うち子供5人が住んでいてとても賑やか。


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立体的な街の路地のような3世帯住宅なので、
共有の半外部空間に、大きなクリスマスツリーが!!

こういうのもいいですよねー。

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そうそうちょうど各務さんの地鎮祭のあと、
久しぶりにちょこっと寄らせていただいたのです。

相変わらず素敵に生活されていて、とても嬉しかったですし、
なんと、ちょうどその日は社内の広報の方々が、くすかめ家を取材する、
っていうインタビューの日だったそうで、
そういう偶然にも立ち合わせていただだきました。



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「どうとでも使える」

っていう売り文句は、僕は実はあんまり好きではありません。


「どうとでも使える」ように無難に。

「どうとでも使える」ように普通に。

「どうとでも使える」ように真っ白で。


「どうとでも使える」って言葉は、こんな感じであんまり積極的な選択肢として使われない場面が
とても多いです。


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そういう言葉が嫌いな僕は、
1家族にしろ、多世帯にしろ、

「そのご家族らしい、そのご家族と出会ったからこそできる家」

をいつも夢見て設計をしていますし、このくすかめくのくの邸もまさにそんな家です。


、、、、だから3世帯分、打ち合わせ、超ーーーーー大変でしたが(笑)。



そして
これから10年、20年、50年、と多世帯住宅だからこそ、
家族の変化もたくさんあるでしょう。


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でも、この大家族の家は、どんな状況になろうと、きっと

「どうとでも使える」んだろうなぁ、って思うのです。


設計する時は、「どうとでも使える」なんて思いたくありません。

でも、完成した時には、

あぁこの家はどんな時代が来ようとも「どうとでも使える」長く愛される家だなぁ、、。

って思えると本当に嬉しいでものす。


あぁ、、、、、、自己矛盾(笑)


おしまい。
posted by 西久保毅人 at 00:04| 2021.12月の気付き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月17日

餅投げ、そして博多出張所計画?

ちょっと前ですが、九州の福岡で設計をさせていただいている道山さんの家が
無事上棟になり、餅投げ式に参加してきました。

ニコで餅投げといえば、
埼玉の小熊さんの家、佐賀の江頭さんの家に続いて3軒目です。
100件以上の設計をさせていただいて3件なので、やはりなかなか実現は難しいのだなーと思います。


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僕が子供の頃、

「〇〇さんちで、餅投げのあるばい」

ってなるとワクワクしながら行ったものです。
とはいえ、別に建築現場に興味があるわけではありません。
屋根から降ってくるお菓子や、お餅の中に入っている小銭が目的(笑)

そんな訳で、僕にとっての餅投げは、
あわよくば、餅の中にお金が入っているかも?、っていう 姑息な、臨時収入があるかも??
っていう日でした。

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また、昔の家は敷地が広いから、
自分の敷地の中に、餅が投げられる、っていうのも、餅投げが行いやすかった理由でしょう。
だから、なんだかんだと、小熊さんの家にしろ、江頭さんの家にしろ、
自分の敷地内に子供達に集まってもらい、餅投げを行いました。

だから、この道山さんちの餅投げのすごいところは、
餅投げを、道路に向かって投げた事!

これって、案外できそうでできない事です。
なぜなら最近は、自分の敷地やら、人の敷地やら、、、っていう境界意識がみなさん強いのと、
公道の利用についても、なんやかやとクレームになりやすいからです。
そんな中、道山さんの家の上棟式。

時間が近づくと、道路にたくさんの親子連れが集まってきてくれました。
だんだん増えて、始まる頃には想像以上の大人数!!!!


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福岡では、餅を投げる建主と大工さんが、首に赤い手ぬぐいをまく習慣だそうで、
なんだか、華やかで素敵な姿でした!

そして途中車が通るものの、和やかな晴天の中、餅投げを行う事ができました。

工事をしてくれている久木原工務店さんは、

「いやー、実は今日、午後からもう一件、餅投げがあるとですよっ!!」

との事。
素晴らしいですねー。

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上棟式では、博多の祝いの歌も監督さんたちが披露してくれました。

こういう古い慣習は、都会ではどんどんなくなっていますが、
一日に2軒も餅投げがあるなんて、
きっとお客さんや地域の方へのケアも丁寧で、地域に愛されている工務店さんなのだろうなーと思いました。


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そしてまた、道山さんご家族も地域に愛されていらっしゃるのだな〜、とつくづく感じました。
敷地内の空いたスペースの駐車場は、お隣の保育園の送り迎えに貸してあげるそうです。
こういう事まで考えられるってすごいですね!

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さて道山さんち。

大通りにも面しているので、一部、貸し店舗(事務所?)になる予定です。

うーむ。
ニコ設計室の博多出張所でもいいなぁ、、、、、。
posted by 西久保毅人 at 22:02| 2021.12月の気付き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする