2020年07月30日

アリサト工房さんとうつわ空さん

奈良県にアリサト工房さんっていう、茶布の作家さんがいらっしゃいます。

1年くらい前に和紙職人のハタノさんと時々、一緒に空間デザインをされているのを知り、
インスタグラムで拝見したのですが、
風にひらひらと揺れる茶布がもう、うっとりするようで、、、。

動画を見たのですが、
布っていうよりも、風そのものの動きが感じられるというか、
風が布と戯れて遊んでいるようにも見えて、
まさに風を視覚化するような、そんな布だなーと感じました。



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あんまり素敵なので、いつか、、、いつか、、、ご一緒に仕事ができたら、って思っていたんですが、
待っていてもそんな機会は来ず。
そんな中、ちょうど最近、中野の月のとびらで毎週「月とびリモート」っていうのを
始めたのをきっかけに、月とびの顔になるような、何かが欲しいなーと思い始め、

そうだ、アリサトさんの布!!!

って、思い出しました。

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ご連絡したら、こんな時期にもかかわらずとてもスムーズに対応いただきまして、
とりあえず、何かサンプルを送りますね〜、という話に。

もちろん取り付ける場所とかは、お伝えしておいたんですが、
奈良県の工房から届いたサンプルを取り付けてみてビックリ!

なんという事でしょう!
あまりにも月のとびらにぴったりではないでしょうか、、、。
もう、まさに、月のとびらにつけるために誕生したような、大きさ、長さ、質感、刺繍、、、。

とそんな訳で、サンプルだったのですが、
もう返したくなくなってしまったのは、言うまでもありませんね(笑)。
本当は、サンプルでイメージを作ってから、特注で製作していただく予定だったんですが、
あまりにぴったりだったので、

「ええと、、、あまりにぴったりで、この場所に似合うので、、、、、返したくないんですけど、、、。」


と、取り付けた写真や動画を送りつけつつ、子供じみたお願いをしてみたのです。

そしたら、アリサトさんも、


「笑笑。本当に、ぴったりですね!!! では、、、、お譲りしましょう。」


という、神様のような対応をしていただきまして、もちろん費用はお支払いしたのですけど、
めでたくうちの子になりました(笑)。


いやぁ、、、、でも本当に素敵な布です。
風にゆらゆら。
取り付けただけなのに、このジメジメした梅雨の時期が、涼しくなった体感すらあるんです。
魔法の布かもしれません。

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そして、偶然なんですがその週末から、
うつわ空さん、という昨年も月のとびらで展示販売をお願いしていたうつわ屋さんが、
のんびりと展示を再開してくれる事になっていました。

そのタイミングにもぴったりあって、
あっという間にとても涼しげで、夏らしい展示空間となったのです。



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なんていうか、縁ってあるんですねー。
たった布一枚なのに、このコロナ禍のもやもやした気分も
なんだか爽やかに。

アリサトさん、どうもありがとうございました!
いろんな形で使ってみたい布ですので、
きっとまたお願いしたいと思っています。



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と、そんな訳で、月とびリモート。
8月も開催します。

8月は、うつわ空さんのうつわを常設していただく事になりましたので、
うつわも見に来てくださいね。その場で購入できますので。


しかし、僕はこんな性格だから絶対犬とか猫とか預かったりできないなー、、、って思いました。


きっと返さないでしょうからね、、、(笑)。
気をつけます!
posted by 西久保毅人 at 23:59| 2020.7月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月23日

住宅にある「そと」について

少し前になりますが、現在発売中の季刊誌「庭NIWA」さんからご依頼を受けて、
みどりのちから、というリレーコラムに執筆させていただきました。


とはいえ、僕はお庭の専門家ではありませんし、
恥ずかしながら作庭の歴史や作法もまったく分かりません。

ただ「そと」は大好きです。

本にも少し書きましたが、なぜなら僕は閉所恐怖症ぎみだから、、(笑)。
いつでも逃げ出せる空間にいたいのです。

しかし建築の設計の仕事は、主には内部空間を作ることです。
大きな「そと」という空間に屋根をかけ、壁を作り、外敵や雨風から人間の暮らしを守ること。
それが建築の始まりですし、
住宅の設計だって、もちろんみなさん内部が欲しくてご依頼をしていただくのです。


あぁ、、、、こんな閉所恐怖症の僕が、まさか内部を作る仕事を選ぶなんて!!!
なんという人生のいたずらでしょうか、、、、?

もう、閉じこもった内部空間なんて、、、、、大嫌い。


でもそういう僕が建築の設計の仕事をしているからこその
いいところも案外あるのです。

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独立以来、
仕事を頼まれるたんびに「なか」を設計しているふりをしながら、
気がつくとせっせと「そと」を設計してきました。

でも、そんなの受け入れられるはずないですよね。
みなさん「なか」が欲しいんだから。
だから、跳ね返されるたんびに、じゃあこんな「そと」は?じゃあこんな「そと」は??
という具合に、ひたすらに「そと」を提案してきました。


そういう事ばっかり考えてきましたので、さすがに途中から
あからさまな「そと」ばっかりだと、なかなか受け入れられない、、、。(経験者談)

という事も、学習してきました。
でも、そこで諦めないのが、性癖のなせる技です(笑)。

だから、「なか」っぽい「そと」とか、「そと」っぽい「なか」とか、
限りなく「なか」なんだけど、「そと」のように感じられる、、、、
図面上は、どう見ても「なか」なんだけど完成すると「そと」っぽい、とか、
もう、そういう事ばかりを考えるようになりました。


そう、肉を切らせて骨を断つ作戦ですね。


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考えるのは、
とにかく風が抜けること。
家にいるのに、街にいるみたいに感じられること。
小さな敷地を買ったのに、まるで街を手に入れちゃったように感じられること。
カーテンなどをほとんど閉めなくても、気持ちよく生活できること。
玄関入っても、なんだか街の続きのように感じられること。
お風呂もできれば露天風呂のように。

できるだけ地面を残して草木が生えるようにすることも、僕の究極の閉所恐怖症のなせる技です。
なぜなら、地面を掘っていけば地球の裏側に脱出できますからね。
コンクリートを敷き詰めちゃうと、掘るのが難しい。


などなど。
書ききれませんが、
とにかく自分がその空間に身をおいて、気持ち悪い空間は作りたくないのです。
なので表向きは人様の要望を聞いているようなふりはしていますが、
根っこのところは実はそうではありません。


でも、たくさんのお家を設計させていただきご入居後の気持ち良さそうな暮らしも
たくさん拝見させて頂くうちに、
上記したような空間は、みんな口にこそ出さないだけで
絶対みんな気持ちいいはずだ、という確信だけはどんどん強くなってきました。


さてそんな中、なんの前触れも準備もできないまま、
コロナ禍に突入してしまい、通勤も学校にもいけないステイホームが
長く強いられる時代に突入しました。


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まだまだたくさんのストレスを感じる期間は続きそうですが、
僕たちが手を替え品を替え、それぞれの住宅に潜り込ませてきた「そと」が、
少しでもステイホームの時間を、

「でも、なんか街にいるみたいだね。」

と気持ちを「そと」や街に解放してくれているといいなーと改めて思います。

そんな想いをコラムに書かせていただきました。

実は今までこういう事をあまり言葉にしてこなかったのですが、これをきっかけに
もっと言葉にして、誰でも「その」のある暮らしを手に入れられるようになったらいいなーと
最近、少し自分の中のスイッチが切り替わったような気もしています。



写真は、5月に完成した木元さんのお家。
先日伺ってきたのですが、
まさにステーホームしているのを忘れるくらいに、暮らしに「そと」のある家でしたよ。

posted by 西久保毅人 at 20:30| 2020.7月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月17日

子供のための空間

そうそう、先日、ドイツの稲垣真理子先生と話している中で、
相手が、幼児教育の先生であることもあって、

「実は、20台の頃は建築を仕事にしようか、保育の現場で働こうか、結構真剣に迷っていたんです。」

という話となり、ずいぶん久しぶりに学生時代の話をしました。

この写真は、そんな僕の建築学科を卒業するに当たっての、修士論文に掲載した写真たちです。
懐かし!20数年前の写真たち!


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大学の後半、いまいち建築の面白さにピンときていなかった僕は、
建築を仕事にする事はないだろうなぁ、、、と思いながら、
救いを求めるように
いろんな人に面白い幼稚園や、保育園があると聞いては訪ね歩き、
その園に入りびたる、という事をしていました。
今思うと、学生の特権ですよねー。

今ならただのおじさんの不審者です(笑)。



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そんな事ばかりしていたので、いろんな園の園長先生と親しくなったりして、
いろいろお話を伺ったり、子供たちと遊んだりしていました。
面白い園と出会うたびに、大切なのは園舎ではなくて、素敵な園長先生だ、という
結論にいたり、ますます建築への興味が薄れていったのですが、
その甲斐もあり、
ある時、幼稚園に遊具を作らせていただくという幸運を得ました。
今思うと僕にとっては、初めての実物であり、ケンチク。



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でも、遊具ってなんだろう?

そんな事を悶々と考えた結果、
園庭に生えている大きな木に子供たちがだんだん近づいていけるような、
木に巻きついただんだんデッキ、というようなシンプルな木の床を提案しました。

だんだん上がっていくから、その下には潜れるような場所もあります。
木の柱は、そのうち壁でも作ってもいいかも?と思ってたくさん立てました。


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さて、完成してしばらく経った日、
久しぶりに幼稚園に行くと、もー、言葉で表現できないくらいの衝撃を受けました!

なんとそのだんだんデッキは、「子供たちの小さな家」になっていたのです!


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この幼稚園では、子供たちに簡単な木工をさせる園だったのですが、
その一環でこのだんだんデッキがその年の素材になったようでした。

柱や床を手がかりに、壁を作ったり、屋根をかけたり。
床下にはゴザが敷かれ、もう子供たちのたくさんの遊びの痕跡がありました。


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すべては子供たちの読み解きで、いかようにも空間化され、

「このアジト、何階だてだと思う??いち、に、さん、し、ご、、、8階だてだよ!」

とのコト。

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建築学科で学ぶ学生は、知らず知らずのうちに空間や部屋に名前をつけて、
常識に縛られていきます。体育館はこういうもの。美術館はこういうもの。学校はこういうもの、、、という具合に。

例えば住宅でも、リビングはこういうのが当たり前、お風呂はこういうのが普通、
子供部屋は6畳が常識、、、、などと、名前に染み付いたイメージから逃れるコトはできません。



それに対して、子供たちの自由な事、自由な事!


彼らには、常識や当たり前はありませんから、
すべては、純粋な体感と読み解きによる判断なのです。

なんと素晴らしい世界!

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そんな読み解く事の楽しさ、豊かさを子供たちを目の前に、
ますます薄れていく本物の建築への関心。



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まぁ、こんな風なので分かる通り、
建築学科での成績は、最悪だった訳ですが、
今思うと、これが僕のケンチクの原点だったなぁ、、、、と
20数年ぶりに思い出してみました。


こんな話を引き出していただき、ありがとうございます真理子さん。
ニコのおうちに段差が多いのは、実はこういう原体験も多からず少なからず影響しているのでは、、、、と
改めて思いました(笑)。



そうそう、今週は、日曜日に、月とびリモートです!
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posted by 西久保毅人 at 23:36| 2020.7月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月15日

心ざわりな距離感

実は、先日、
ドイツのデュッセルドルフ在住の、シュタイナー教育家、稲垣真理子さんと
日独ZOOM対談をさせていただきました。

その様子が、YouTubeにアップされましたのでお知らせします。


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長くしゃべりすぎたので、、、、、前後編の大作です(笑)。

自分でみると、「話下手だなー、、。」とかなり恥ずかしくなってしまうんですが、
このコロナ禍の時期、なんでもチャレンジしよう、が最近の僕のキャッチフレーズ。
その第一弾でしょうか(笑)?


さて、
そもそもなんでこういう機会があったかというと、、、、。

実は、この2月に、真理子さんが来日の際、
僕たちが小田原さんよりお預かりして運営している「月のとびら」に偶然宿泊されたのがきっかけでした。
その際、真理子さんがドイツで幼児教育をされているという事でしたので、
「家づくりのつぼノート」を献本させていただいたのです。

「家づくりのつぼノート」は、もちろん家づくりのエピソードをまとめた本ではあるんですが、
僕のこの本の裏テーマは、「子供達の世界の素晴らしさを伝える」という事だったんです。
だから、もちろん家づくりに関心がある人にも読んでいただきたかったのですが、
幼稚園や保育園、子供の世界に関心がある人、「今の教育なんだかなー」と悶々としている
人たちに、ぜひ読んでいただきたいと思って書いた本でした。


さて、そんな訳で出会った時期は、まだコロナ前で海外旅行もできていたのですが、
それから世界中でこのコロナ禍が始まりました。
真理子さんの幼児教室も休園せざるをえなくなり、そんな状況でもなんとか伝える事ができないか、、、と
YouTubeで動画を発信する事を始められたそうです。



そんな先日、真理子さんから突然のメールがあり、「家づくりのつぼノート」を題材にした
対談をしたいとのオファーをいただいたのです。
こんな嬉しい事はありませんし、こういうつながりも、実はコロナ禍がなかったら、思いつかなかった
事かも知れません。
すぐに快諾して、このZOOM対談が実現したのです。


でも、面白いのは、
実は、僕と真理子さん、日本に滞在中も二言三言くらいしか、実は会話をした覚えがなかったのです。

、、、、、人見知りのため。

なので、対談、と言っても、ほとんど初対面に近い状態でもあり、
話しながら、「そんな事を考えてたんですね〜。」とお互いに初めて聞く事ばかり(笑)。

唯一の情報としては、「月のとびら」に滞在してもらった、という事と、
「家づくりのつぼノート」を読んでいただいている、という事くらいです。

よくそんな状態で、YouTubeで発信するような対談をしたものだ、と思いますが、
なんか、そういう「えいやっ」っていう性格が、僕と真理子さんは似ているんでしょうね(笑)。

おかげで、僕もなんだか変なスイッチが入ってしまいました。


このコロナの状況を憂いていても何も始まりません。
でも、こんなZOOM対談の機会のように、この時期だからできる事や、
この時期だからやっちゃえーっ、ていうような
事が、実はたくさんある気がします。

もし、平穏な状況だったら経験やプライドが邪魔して恥ずかしくてできなかったような事も、
「もう、えいやっ」っていう思いでトライできるんじゃないだろうか?
やりながら、トライアンドエラーをしながら、気がつける事があるんじゃないだろうか?

そんな前向きな勇気をこの対談を通して、真理子さんにいただいたような気がしているのです。


だから、とても堂々と「見て見て〜」と言えるようなトークではありませんが、
是非是非、見ていただけたら嬉しいです!


そして、「もうこの1回だけと言わず、せっかくだから10回プロジェクトにしましょうね!!!」

と提案していますので、そのうち話しぶりが上達するのを楽しみにしてくださいね(笑)。



ぜひぜひ、近い将来、ドイツで幼稚園、実現しましょう!

posted by 西久保毅人 at 23:30| 2020.7月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月08日

ひさびさに、「工事中から家は食堂!」

先週、梅雨の合間を縫うように天気に恵まれ、
杉並区で設計を進めているグリーンハウスの上棟式をしていただきました!

グリーンハウスは、6世帯からなる木造の共同住宅です。

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実際は、ずーっと雨続きの予報だったんですが、
ミラクルなお天気に恵まれて、
いい風の吹く、とても過ごしやすい日になりました。

コロナウイルス、ステイホーム、ソーシャルディスタンス、と
3月から自粛自粛が続いていたのですが、
ようやく外でこういうお祝いもしていいような街の雰囲気になってきましたしね。

そういう意味では、非常に天気や、タイミングに恵まれた現場だなーとつくづく思います。
やっぱり家づくりは職人さんたちに手で作ってもらう訳ですので、
ほんの1日でもこういう風に建築家、建主さんご家族、職人チームが
立場を気にせず集まることがとても大切だなーと思います。

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グリーンハウスは、もともと建っていた古いアパートの建て替えなのですが、
オーナーの石原さんご家族は代々この地域の方なので、
ふらっと近所のご親族のおじさま達も参加しに来てくれました。

これぞ、「工事中から家は食堂!」なのです。

そうそう
いろんな状況の設計をさせて頂くのですが、
こういう「ザ 東京ローカル」のつながりのあるご家族が多いのも、
案外ニコ設計室の特徴かも知れません。

そして、どこかから移り住んだとしても、
そんなご近所との関係がこれから産まれていくような家づくりが
僕たちの目指す家づくりでもあります。



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そんな時、
実は建築のデザインがどうこう、、、っていうコトよりも
どれだけ地面を残すか、とかどれだけ草木が生えるか、っていうような
建築の周りのデザインを大切にすることがとても大事だなーって改めて思います。

実は、このアパートのグリーンハウス、っていう名前、
植物が好きだった亡くなったお父様がつけた名前だそうです。

もちろんアパートなので収益計算が一番大切なので、
そういう事ももちろんクリアーしながらも、
緑あふれる共同住宅、
街と人、人と人のたくさんのつながりの生まれる共同住宅になるように考えています。



まぁ、そういう意味では、
日本中、どこで作ろうとも、ニコ設計室は地面に根付いた「ザ ローカル」な設計しかできないのだなぁ、、、、。

それが長所でもあり、欠点でもあり(笑)。


完成が楽しみです!




posted by 西久保毅人 at 22:06| 2020.7月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月11日

月とびリモート

ちょうどコロナ渦も少しおさまってきましたね!
ニコの現場は、それほど影響を受けることなく、順調に進んでいます。


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写真は、先日、上棟した山田さんの家。
新宿区なんですが、とても田舎者の僕がイメージする新宿、とは全然違う、
古風で、緑の多い街なんです。

佐賀の人たち!
新宿って言っても、歌舞伎町とかアルタ前とかだけじゃないんですよ!

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さて、山田さんちは、コロナも影響も受けず、
今日からの梅雨入りの影響もすり抜けて、着々と進行しています。

でも、さすがにいつもの、上棟式大宴会っ、
は、さすがの僕たちも自粛しまして、
先日、お昼に、小さなお清めとお祝いをしました。

でもやっぱり、みんなで集まって、少しでも一緒に過ごす時間は、
家づくりではとても大事なことだなーとつくづく思いました!

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さて、そんな事もあり、
今月は、毎週末、
中野の「月のとびら」にて、リモートワークをしてみようと思っています!

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名付けて、月とびリモート!

とはいえ、西久保がいるだけですので、お気軽に家づくりなどのご相談、月のとびらの見学、冷やかし、差し入れ、、、など
お気軽にいらしてくださいね。

先週末もやりましたが、とても風が通りますし、そもそもそんなに人来ませんし、
僕の隣で、PCを持ってきて仕事をしているのもまた、それも良いでしょう(笑)。

先週は、あまりに草木が茂りすぎていたので、半分は木の剪定をしていました。

基本、暇なので予約は不要ですが、まれに接客のタイミングもありますので、
どうしても、、、の方は、メールでご予約くださいね。

でも、きっと基本、ヒマでしょう(笑)。


それでは〜。ヒマの中にある、いろんな出会いが楽しみです!



posted by 西久保毅人 at 19:10| 2020.6月に気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月05日

共に進んでいる、という感じ

4月から、工学院大学での設計の授業が始まりました。

授業と言っても、今までみたいな大学に行っての授業ではなくて、
リモート授業です。

僕たち建築学科の設計の演習授業っていうのは、ちょっと変わってて、
いわゆる座学ではありません。例えて言えば、
事務所でご家族と打ち合わせするような風景の方が似ていて、
一人の先生が、10人くらいの学生を受け持ち、
一人ひとり順番に、学生たちが1週間考えてきた課題の設計を、

「あーでもないね、
 こーでもないね、、、、じゃこういう設計にしてみたら?」

っていう具合に、対面で話し合うっていう授業なのです。


だから、何よりも「会うコト」が実は一番重要なんですが、こういう時期なので
ウエブ会議システムを利用した授業となっています。
果たして、こんな授業がウエブ会議でできるんだろうか?
しかも、一度もあったコトのない学生たちと、、、。

そんな不安の中、スタートして、3週間。

あっという間にそんな不安は吹き飛んでしましました(笑)。

僕の受け持つ学生たちは、2年生11人なんですが、
みんな、授業開始時間になると、画面の向こうにスタンバイしてくれています。

各自の背景には、それぞれの自宅の壁。
モニター越しなのに、
向き合うという意味では、いつも大学で会う以上に、学生と向き合っているような不思議な感覚です。

授業のやり方も、各先生に任されているので、
僕は、どうやったら、目の前で話しながらエスキースしているような事が画面越しでできるか?
っていうのを考えて、
授業の前までに、学生から提出された図面や模型写真を、Photoshopというアプリでレイアウトしておいて、
その画面を共有しながら、ペンタブレットでいろいろ書き込む、という方法でやってみることにしました。

その授業中に書き込んだものが、添付のような感じになるんですが、
案外。うまくいっているのでは?と思っています。

ほら、本当に、いつもの事務所での住宅の打ち合わせみたいでしょう??(笑)

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学生たちも、各自、ウエブ環境も全然違う中、
一生懸命、話を聞いてくれたり、画面の向こうでメモを取る音なんかも聞こえてきて、
週をおう毎に、やる気スイッチが上がってきているのを感じるんですよね。嬉しい!

学生たちはキラキラした目で、画面の向こうで待っていてくれています。



同様の事を他の先生たちも感じていらっしゃって、

「ウエブ授業でも、共に進んでいる感じが、学生たちも持てて良かったですよね〜!」

という表現をされていました。


共に進んでいる感じ。


一度も直接会った事がない学生たちとの授業。
この子達に限らず、今の時代に居合わせた子供達は、
楽しみにしていた事に、挑戦するチャンスすら与えられない1年間を
過ごさざるをえない事態になってしまっています。

でも、大人が工夫さえすれば、もしかすると、平常時以上に「共に進んでいる感じ。」を
獲得できるかも知れません。

この時代のおかげで、学生たちにそんなコトを最近は感じさせていただいています。


そして、このやり方を利用すれば、
もしかしたら大学の分け隔てなく、迷える学生たちに設計の授業をする事も不可能ではないなー、と
最近は思ったりもしています(笑)。
そのうち、トライしてみようかなー。。。



さてさて、それとは関係ないんですが、
明日明後日、6/6(土曜)、7(日曜)に、
中野の月のとびらにて、出張リモートワークをします。

実は、今、大学のリモート授業も月のとびらで行っていてるんです。

そろそろ街も元気を取り戻しつつありますので、
こっそり仕事をしながら、もしご希望があれば見学や、ご相談を承ろうかなーという感じです。

直前ですが、もしご興味があればぜひー。

きっと、西久保さんが、寂しそうにお待ちしているはずです(笑)。


ぜひ、共に進んでいきましょう!


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posted by 西久保毅人 at 22:41| 2020.6月に気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月04日

小さな小さな

とても大変な時期に突入していて、正直先のコトがよくわかない日々ですね。

もはや数ヶ月先のコトもよくわかりません。

世の中のコトすら分からないのに、ニコ設計室なんて小さな小さな設計事務所の未来なんて、
ますますよく分かりませんよね。

そもそも、「会う」というコトを何より大事にしてきた僕たちが、
果たして人に合わずに「設計」というコトができるんだろうか?とも思うのです。

もちろん設計はできるのでしょう。
でも、顔を付き合わさないで、息吹を直接感じないで設計したものなんて、
お金をいただく価値があるんだろうか?

そんなコトを思う今日この頃です。

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、、、、なーんてちょっとブルーになっていた時期もあったのですが、
そんな僕たちの背中を押してくれる、と言うより支えてくれるように、
ちょこ、ちょこ、とではありますが実は案外いろんなご連絡をいただいています。

例えば、ニコのおうちに住んでいるご家族から、10年ぶりくらいにちょっとした改修やメンテナンスの相談。

例えば、初めてのご家族から、ちょっとしたリノベーションのご相談。

そして今まで通りの、土地探し、建て替え、新築の全く新しいご相談。

もうこんな大変な時期だから何にもお問い合わせがなくなっちゃう、って言うのも
ある程度は覚悟しないといけないのかなー、とも想定していたのですが、
全く真逆のコトが少しずつ起きています。


それがもう、嬉しくて嬉しくて。


「ニシクボさん、時間ある時、ちょっと見に来てよー。」


まぁ、みなさん、自宅にいないといけない訳だから、家のコトが今まで以上に気になる状況もよく分かりますが、
遠慮もなく、


「ちょっと見に来てよー。」

って言うのが、ドキッとするくらいに嬉しいのです。


新規のご相談にしても、

「このような時期ですが、ご相談に乗ってもらえませんか?」

っていう言葉が、飛び上がるくらいに嬉しいのです。

それが、仮に設計という仕事に結びこうと、結びつかなかろうと、そんなの関係ないなー、と思うんです。


少なくとも、そんな声をかけていただくたびに、
ふつふつと、自分の中に新しい情熱のようなものが、熱くなるのを感じます。


相談いただくというコトで、ものすごいエネルギーを頂いているのを、
こんなに感じるのは、独立以来かも知れません。


さて、なんでこんな時期にでも、ご相談いただけるんだろう?
思い浮かべてもらえてるんだろう?
そんなコトをふと考えます。

それは、きっとこれまで設計させていただいたお家たちが、
ご家族に愛されて、街にたたずんでい続けているからに違いない、
そんなコトを、ふと思いました!


「突然、ア、アリが出てきたんですーっ!」


と呼ばれていった10年目の飯村さんちにて(笑)。

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ええと、アリのことは、僕はよくわかりません、、、、、。

でも、満開のモッコウバラが、屋根まで伸びて、本当に素晴らしかったなー。
バラを見せたかったんじゃないでしょうかね??


と、そんな訳で、小さな小さなコトから、設計のご相談まで、
お気軽にご相談いただけたら、嬉しいな、と思う日々です。

ウエブを活用して打ち合わせをしつつも、
やっぱり会うべき時は、少しでも顔を合わせて、
一歩ずつ、進んでいきましょう!!!

やっぱ、ケンチクは楽しいですから。


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posted by 西久保毅人 at 02:09| 2020.05月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月22日

小さくても家に外があると。

先日の日曜日、インスタグラムのストーリーに、

「小さくても家に外があると、、」


という投稿をしました。

あまりの天気の良さなのに、外出自粛だなんて、みんな悶々としているだろうなー、と思って。


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同時に、
ニコの家には必ずある小さな外部空間が、こんな時こそ
ご家族の気分をすーっとストレスから解放してくれているはずなんじゃないかなーと思って。


そうしたら、なんとその投稿を読んでいただいた、とある初めての雑誌社の方から、
寄稿文のご依頼をいただきました!

コロナウイルスによる外出自粛の今だからこそ、生活空間の中にある
小さなお庭やテラスの存在が、暮らしを豊かにするのを伝えたい、とのコトでした!

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こんな小さなSNSの投稿を見ていただいてとても嬉しかったですし、
何よりそれは僕が今までずーっと手を変え品を変え考えてきたコト。時には、

「いやいやニシクボさん、そんなにテラスばっかりいりませんって、、、、。家だし。」

って嫌がられながらも、それでもだましだまし、こそっとこそっと、、、、考えてきたコトなので、
とても嬉しかったです。

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1500字くらい、というご依頼だったんですが、
ええと、、、、何千字でも、何万字でも大丈夫ですよ(笑)。


まぁ、頼まれなくても、おそらく初稿は文字超数オーバーする予定ですが、
こういうご依頼は遠慮なく頼んでいただけると嬉しいです!


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そうそうこの時期、

「少しでも家に色があると。」

「少しでも家に闇があると。」

「少しでも家に未完成があると。」

「少しでも家に〇〇があると。」

、、、、というのも、ぜひ書きたい今日この頃です!
posted by 西久保毅人 at 20:38| 2020.04月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月20日

松ケンの件



今みたいに外出自粛とか3密禁止とかになる前の話。

「月のとびら」をPICT-UPさんという映画雑誌の取材に使っていただきました。


「とある俳優のインタビュー記事の取材に、、、、。」

というご依頼だったので、誰かと思っていたら、、、、。


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なんと、松山ケンイチさんだったんです!!!!

松山ケンイチ、と言ったらもう、デスノートのL、ですよね??

僕の世代はそうですが、小田原さんちの小学生のお子さん世代だと、
松ケンと言ったら、聖(セイント)おにいさん、らしいのです(笑)。

僕は、ど根性ガエルも、聖の青春で太った役作りも好きです。



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と、そんな訳で、
我らが、「月のとびら」に松ケンがやってきたのでした!

まぁ、僕たちの取材ではないですし、松ケンの取材なので、
写真ももちろん、松ケンの写真。

なので、「月のとびら」にきた事ある人くらいしか、
分からないような背景なんですが、それでも嬉しいですねー。

そんな雑誌が先日、届きました!


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さて、世の中、自粛、自粛、ソーシャルディスタンス、と
イベントも、飲み会もできない日々なので、月のとびらの運営も、
どうしたものか、、、、と困っています。

でも、今回のように、大きなスタジオや人混みを避けつつも、
どうしても落ち着いた場所が必要、というケースはあると思いますので、
案外、「月のとびら」のこのような利用はありだなーと思いました。

人物を撮影するのでもいいし、
商品をブツ撮りしたり、洋服のモデルさん、料理、などなど
いろんな撮影や取材のハウススタジオとして貸切利用なので
使ってもらえたりすると嬉しいなー。



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あとは、在宅ワーク、とはいえお子さんがいたり、家で働くのは落ち着かない、、、という
人のために、小さなワークスペースとして少人数で利用するとか。



今の状況は状況として、
何かに役に立てたらいいなーと日々思っています。


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まぁ、この際、ニコ設計室が、まるっと中野に移転してもいいですけどねー。



などど、いろいろ模索中です。
posted by 西久保毅人 at 23:36| 2020.04月の気づき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする